勝負を分けた初回の攻防 強み出せたホークス/秋山幸二氏の目

西日本スポーツ

 勝負を分けたのは、初回の広島の判断だ。広島打線は東浜の立ち上がりを攻めた。1死一塁から丸が放った右中間への当たりで、一塁走者の菊池がホームに突入。ヤフオクドームは右中間、左中間フェンスが前に出ている。つまり外野が狭いにもかかわらず、打球が抜けたと判断した時点で、ホームを狙わせた。結果、余裕を持ってアウトに。2死二塁となって続く鈴木は、見逃し三振に倒れた。

 スポーツに「もし」はないが、1死二、三塁で鈴木を迎えていたら、展開はどうなっていただろうか。東浜の心理を考えると、全く違った展開になった可能性は十分にある。初回を無失点に切り抜けた東浜は、2、3回とすんなり立ち直った。いくつかあった勝敗の分岐点で、結局ここがポイントだった。

 上林とデスパイネがホームランを放って主導権を握り、救援陣が無失点リレー。ソフトバンクとしては自分たちの戦いの中で自分たちの強みを出して勝った。1勝リードしたとはいえ、DHが使える1日の第5戦で王手をかけたい。第6戦で舞台を移す敵地では投手が打線に入る。普段の戦いができなくなる前に優位な流れをつかんでおくことだ。 (西日本スポーツ評論家)

=2018/11/01付 西日本スポーツ=

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ