ソフトBドラ7奥村への10年愛実った 波瀾万丈の白球人生
10年愛を実らせた!! 福岡ソフトバンクからドラフト7位で指名された三菱日立パワーシステムズ(MHPS)の奥村政稔投手(26)が31日、横浜市内の同社で福山龍太郎アマスカウトチーフと荒金久雄スカウトから指名あいさつを受けた。最速154キロ右腕は「体の丈夫さが取りえ。中継ぎで結果を出したい」と即戦力としての活躍を誓った。
「野球を通しての縁を感じる」。ホークスの帽子をかぶった奥村がつぶやいた。大分・中津商高1年だった2008年、当時九州担当だった福山氏が初めて視察。その後もマークを続けてきた。九州国際大では入学前だった11年3月、甲斐や牧原がいたホークス3軍と交流試合で対戦。5回をパーフェクトに抑えてプロに土をつけた。「あのときは抑えてやろうと力を出し切った」と懐かしむ奥村の根性は折り紙付きだ。
高校閉校、大学中退、さらに社会人では在籍していた三菱重工長崎がMHPS横浜と統合し、昨年1月に現在のMHPSが始動。活動拠点が長崎市から横浜市に移ったため、妻と2歳の長男を故郷の大分に残してプロ入りの夢をかなえるなど、波瀾(はらん)万丈の白球人生を歩んできた。
社会人時代の担当だった荒金スカウトは「昨年の都市対抗予選では、まめをつぶしてユニホームを血染めにしながら投げていた」と心の強さに太鼓判を押す。日本選手権では6日の初戦でNTT西日本と対戦。「会社にはお世話になったので…」。恩返しの勝利を手土産にプロの世界へ飛び込む。 (西口憲一)
=2018/11/01付 西日本スポーツ=




















