甲斐キャノンVS米盗塁王 9日から日米野球 伊東勤・侍強化副本部長「十分通用する」

西日本新聞

 「2018日米野球」(9日開幕、東京ドームほか)に侍ジャパンの一員として出場する甲斐拓也捕手(26)=福岡ソフトバンク=が6日、20年東京五輪の正捕手獲得へアピールを誓った。日本シリーズでは広島の機動力を「甲斐キャノン」で封じ、2年連続日本一に貢献して最高殊勲選手(MVP)を初受賞。侍ジャパンの稲葉篤紀監督(46)らも絶賛する強肩で、米メジャーも封じる決意だ。7日はヤフオクドームで台湾代表との壮行試合(西日本新聞社など後援)に臨む。

■きょう台湾戦は途中出場見込み

 侍ジャパンには稲葉体制の初陣から捕手唯一の3連続選出。今回は日本シリーズMVPの勲章を手に公式会見に出席した甲斐は「めっちゃ緊張しました…」と苦笑いした。今や代名詞となった「甲斐キャノン」は全国区となり、周囲の視線も大きく変わった。

 日本シリーズで新記録の6者連続の盗塁刺をマークした強肩捕手は、2020年東京五輪の正捕手と頂点も見据える。「稲葉監督に最高の監督になってもらいたい。僕もそれまでにしっかりと力をつけていきます」。自身への高評価に応える覚悟を決めている。

 2年後へ向けた絶好のアピールの場となる今回の日米野球は、米メジャーの一線級が集結。特にア・リーグで今季45盗塁をマークし、2年連続盗塁王に輝いたメリーフィールド(ロイヤルズ)は、日本最強の「甲斐キャノン」にとって格好のターゲットとなりそうだ。

 甲斐も動画でメリーフィールドをチェック済み。「自信はないですけど、チャンスがあれば。捕手として、そのときがきたら力を出せれば。楽しみな部分もあります」。7日の台湾代表との壮行試合は途中出場の見込みだが、対決へ向けて気持ちは高まっている。

 稲葉監督は捕手に高い守備力を求める。先月のU-23(23歳以下)ワールドカップ(W杯)でも準優勝した日本の13個を含め、上位国は軒並み2桁の盗塁を記録。国際試合での機動力の重要さを知るだけに「それを阻止できれば、非常に大きな役割を果たせる」と甲斐の存在に期待する。

 日本代表に初選出された1年前から甲斐に注目していたという伊東勤・侍ジャパン強化副本部長も飛躍的な成長に目を見張る。「多くの経験をして周りを見渡せるようになったし、肩は日本の大きな武器。(MLB選抜にも)十分通用するよ」と太鼓判を押した。

 強肩が注目される中、捕手として何より勝利にこだわる。「(国際試合は)勝たないといけない。一番はホームベースを踏ませないように。投手を、チームを引っ張っていけるような捕手になれるように」。2年後の大舞台を見据え、さらなる上昇カーブを描く。 (山田孝人)

▼ロイヤルズ・メリーフィールド

 ◆ホイット・メリーフィールド 1989年1月24日生まれ。米国サウスカロライナ州出身。2016年にロイヤルズでメジャーデビューし、81試合に出場。17年は145試合で打率2割8分8厘、19本塁打をマークし、34盗塁で初の盗塁王。18年は158試合で打率3割4厘、12本塁打、45盗塁。通算成績は384試合で打率2割9分3厘、33本塁打、87盗塁。183センチ、88キロ。右投げ右打ち。

=2018/11/07付 西日本スポーツ=

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