侍・甲斐、待望のモリーナを質問攻め「足震えた」 アイテム交換の約束も

西日本スポーツ

 ◆2018日米野球:第3戦 日本代表3-7MLB選抜(11日・東京ドーム)

 甲斐キャノンがロケットランチャーでバージョンアップ!? 日本代表の甲斐拓也捕手(26)が現役メジャー最強捕手のモリーナ(カージナルス)と夢の交流だ。試合前に2人で捕手談議を展開しながら、質問攻めした。3-7で初黒星を喫した日米野球第3戦で、主役を張ったのは「2番捕手」で登場した、そのモリーナだ。打っては1号3ランを含む3安打3打点。その強肩で上林を刺した存在感を甲斐は熱くチェックした。

 待望の瞬間が、訪れた。試合前練習を先に終えた侍ジャパンの選手がロッカーへ引き揚げた中、甲斐はベンチ前にとどまりMLB選抜の練習にくぎ付けになった。お目当ては、9度のゴールドグラブ賞に輝き「ロケットランチャー」と称されるメジャー屈指の捕手、モリーナだ。「今、行ってもいいかな…」。突撃するタイミングをうかがいながら、打撃練習終了後、スタッフを連れて飛び出した。

 「すっごい、格好良かった」。いざ、スーパースターを目の前にすると頭が真っ白に。「尊敬しています。同じ場所でキャッチャーができていることが幸せです」。まず、抱いていた思いを伝えた。

 ミットにも手を入れさせてもらった。自身は西武炭谷から譲り受けた、ポケットが浅くボールを取り出しやすいモデルを使用。「モリーナも小さめ。ポケットも浅くてしっかりしていた。似ている感じ」。感触を手に残し、貴重なアイテム交換の約束も取り付けた。

 「僕はもうこれで満足。試合でもそこまで緊張しないけど、足が震えていた」。日本シリーズで6者連続盗塁阻止の新記録を打ち立て、MVPに輝いた男も、このときばかりは野球少年に戻っていた。

 モリーナの「メッセージ」はプレーに込められていたはずだ。4回2死一、二塁の場面で、リードが大きかった一走の上林の隙を見逃さず「ロケットランチャー」を発動しアウトにした。「鳥肌が立った。捕ってから速いし、ボールも強い」。バットでも5回に右翼ポール際に運ぶ3ランを放つなど3安打3打点の暴れっぷり。「打てる捕手になれ!と言われているみたいだった」。この日、甲斐に出場機会はなかったが夢のような時間を過ごし、あらためて志を強くした。「投手だけでなく、チームを引っ張っている。あんな捕手になりたい」 (鎌田真一郎)

 ◆侍ジャパン・稲葉監督(モリーナのリードに)「非常にまあ勉強されてて、いいリードをしてるなぁという風に感じましたね」

=2018/11/12付 西日本スポーツ=

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