ソフトBドラ5水谷、規格外のスケール 日本人野手最長身192センチ スカウト「トリプルスリーも狙える」

西日本スポーツ

ホークスのユニホームを身にまとい笑顔を見せる水谷。左は山崎アマスカウト 拡大

ホークスのユニホームを身にまとい笑顔を見せる水谷。左は山崎アマスカウト

 サイズも夢もビッグ! 福岡ソフトバンクからドラフト5位で指名された水谷瞬外野手(17)=島根・石見智翠館高=の入団が13日、決まった。島根県江津市内で交渉し、契約金3500万円、年俸500万円(金額は推定)で合意。現役の日本人野手では球界最長身となる192センチの17歳は、米大リーグヤンキースの主砲ジアンカルロ・スタントン外野手(29)を目標に掲げた。

 ホテルの一室で入団交渉を終え、ホークスのユニホームに初めて袖を通すと表情が思わず緩んだ。「黄色は小さなころから好きな色。中学生までは阪神が好きだったけど、当然今はホークスが一番です」。そしてすぐさま表情を引き締めた。「プロになったことがゴールじゃない。一つ一つステップを踏んでいきたい」

 規格外のスケールだ。ホークスの主砲、柳田よりも4センチ大きい身長192センチ。高校通算では21本塁打にとどまったが、飛距離は140メートルを超えたこともある。50メートル6秒0のスピードも持ち味で、同席した山崎アマスカウトから「トリプルスリーも狙える」と大きな期待をかけられた17歳は「力強いスイングをアピールしたい。目標は開幕1軍」と力強く言い切った。

 憧れはメジャー屈指の右の大砲、ヤンキースのスタントンだ。2017年にはマーリンズで59本塁打、132打点で2冠に輝き、ナ・リーグMVPに選出されると17年オフにヤンキースにトレードで移籍。今季も38本塁打を放つなど、通算305本塁打を誇る。自身より一回り大きい身長198センチ、体重111キロの29歳に対し、「日本人じゃ、まねができないような打球を飛ばす。目標は高く、将来はメジャーに挑戦できれば」と目を輝かせる。

 大きな夢を抱く一方、2年連続日本一を達成したホークスに入団する意味も理解している。ホークスの外野は、現在侍ジャパンとして日米野球を戦っている柳田、上林に加え、今季は一塁を守るケースが多かった中村晃も控える。12球団屈指のハイレベルな外野陣と言ってもいい。「どの選手もレベルが高い。まだ全ての面で実力不足だと分かっている。それでも自分にとってはいい環境」と厳しい競争を歓迎。父親の政彦さん(48)が「芯の強い子」と表現した負けん気の強さをのぞかせた。

 実家の愛知県から島根県に野球留学した水谷は、両親の前で「自分一人じゃここまで野球は続けられなかった。契約金は両親にプレゼントしたい」と感謝を伝えた。そのスケール、サイズの大きさから言えば、発展途上というより成長の階段を上がり始めたばかり。これまで一度も訪れたことがない福岡の地で、プロの世界に挑む。 (長浜幸治)

 ◆水谷瞬(みずたに・しゅん)2001年3月9日生まれ。愛知県津島市出身。小学4年の時、神島田クラブで野球を始め、暁中時代は硬式の愛知津島ボーイズで投手兼一塁。島根・石見智翠館高に野球留学し、今夏は島根大会決勝で敗退。192センチ、91キロ。右投げ右打ち。

=2018/11/14付 西日本スポーツ=

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