侍・甲斐の大ブレークが止まらない!8回V打&最後は変則キャノン締め

西日本スポーツ

 ◆2018日米野球:第5戦 日本代表6-5米選抜(14日・ナゴヤドーム)

 決勝打&キャノン締め! 福岡ソフトバンクの甲斐拓也捕手(26)が逆転勝ちした侍の主役になった。打っては2安打2打点。8回に同じホークスの上林誠知外野手(23)の好走塁もあって決勝二塁打。9回の守りでは一塁のバックアップから自慢の強肩で打者走者を二塁で刺し、試合を終わらせた。4勝1敗とした侍ジャパンは今回の日米野球勝ち越しを決定。甲斐の大ブレークが止まらない!

 最後の最後に「甲斐キャノン」発動の機会が訪れた。1点リードの9回の守備。1死一塁でハニガー(マリナーズ)は遊ゴロ。6-4-3でゲームセット-。と思いきや、二塁の山田哲が一塁へ悪送球。ハニガーは二塁を狙う。それでも一塁のカバーに走っていた甲斐の強肩でタッチアウト。ナゴヤドームにどよめきと歓声が入り交じった。「いつも通りにカバーして、当たり前のことを当たり前にしただけ」。ヒーローは控えめに笑った。

 日米野球2度目の先発マスクで、ついに相手が走った。6回1死一塁では4球目で今季24盗塁のロサリオ(メッツ)がスタート。送球がワンバウンドしたこともあり、源田のグラブからボールがこぼれた。日本シリーズで6連続盗塁阻止の記録をつくった強肩。盗塁を刺せなかったのは、10月15日の日本ハムとのCSファーストステージ第3戦で西川に二盗を許して以来、30日ぶりのことだった。

■カバーから二塁送球

 甲斐はミットを交換したモリーナ(カージナルス)の察知能力の高さを、グラウンド上で痛感した。2回1死一、二塁で一走の2年連続ア・リーグ盗塁王のメリーフィールド(ロイヤルズ)をけん制した。第3戦のモリーナのプレーを再現しようとしていたが、一塁手にサインを送るしぐさをネクストバッターズサークルにいたモリーナに見破られ、刺せなかった。

 モリーナのミットは「飾るしかない」と一目置くが、その分、打撃で躍動した。この日は西武森のバットを手にした。自身の物より細く軽いバットで、同点の8回2死一塁、オテロ(インディアンス)の変化球を「何とかつなぎたかった。(一塁走者の上林が)よく走ってくれた」と左中間への決勝二塁打にした。7回にも反撃の右前適時打を放ち、先発した第1戦に続くマルチ安打。そして最後は変則キャノンで締めた。

 「刺しても負けたら意味がないし、走られてもチームが勝てばいい」。勝てる捕手になりたい。偽らざる本音だ。その言葉を逆転勝ちの一戦で実行した。 (鎌田真一郎)

=2018/11/15付 西日本スポーツ=

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