J2大分、昇格へ17日最終決戦 馬場賢治、献身的に勝つ

西日本スポーツ

 J2大分トリニータの馬場賢治主将(33)が15日、「賢治イズム」でリーグ戦でのJ1昇格を決めることを誓った。勝ち点75で並ぶ3位町田に得失点差で大差をつけているため、最終節となる17日のアウェー山形戦に勝てば昇格がほぼ確実な状況。詩人の宮沢賢治が有名な「雨ニモマケズ」で説いた献身的な精神でJ1切符をつかむ。

 「賢治」という名前は、両親が好きだった宮沢賢治からつけられた。自身は「宮沢賢治の本はまだ読んだことがない」と笑うが、考え方は“本家”と合致。「点を取れなくても、チームのためになれば」と15日の攻撃練習では精度の高いラストパスを何度も送った。

 宮沢賢治は「雨ニモマケズ」の後半で「東に病気のこどもあれば 行って看病してやり」などと、他人に尽くす姿勢をつづっている。最後の一節にあるように、東奔西走して周りの人を助ける「そういうもの」が、馬場の理想でもある。

 今季はチーム最多タイの12得点のストライカーは、自分の数字にはとらわれない。「ここ(山形戦)で昇格を決めたいけど、試合に集中して臨めるかが大事。そうすればいいプレーはできるので、あまり得点にはこだわらない」。チームの勝利だけを追い求める。

 負けや引き分けとなった場合は、J1参入プレーオフに回る可能性が増す。主将ながら脇役に徹してきた馬場は「どんなときでも前向きに取り組んできたつもり。その積み重ねを最後の1分、1歩で生かせれば」と力を込めた。 (末継智章)

=2018/11/16付 西日本スポーツ=

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