ソフトB上林、代表定着へ左翼もやる 侍首脳陣の構想に応える

西日本スポーツ

 福岡ソフトバンクの上林誠知外野手(23)が16日、侍ジャパン定着を見据えた「左翼強化プラン」を明かした。今季はレギュラーシーズン、ポストシーズン、日本代表で12球団最多計163試合に出場。大半が右翼での出場ながら、両軍で唯一全6試合で安打を放った日米野球は左翼で2試合に先発。柳田、西武秋山、DeNA筒香らスター選手がひしめく侍の外野争いに割って入るため、最強の「万能外野手」を目指す。

 今回の日米野球で両軍最多の10安打を放った23歳の若き鉄人も、激闘に次ぐ激闘に疲労の色は隠せなかった。「メジャーって、これぐらいきついってことですね」。最終戦から一夜明けた16日は名古屋から新幹線で福岡に戻り、ヤフオクドームに荷物整理に訪れた。

 レギュラーシーズンは5年目で初めて全143試合に出場し、クライマックスシリーズを含めたポストシーズンは日本シリーズ第2戦を欠場しただけで13試合に出場した。日本代表では台湾代表との強化試合と日米野球に7試合出場し、計163試合を戦い抜いた。

 この出場試合数は、12球団の選手で今季最多となるだけでなく、米大リーグのレギュラーシーズンの試合数(162試合)すら超えている。辞退した筒香に代わって招集された日米野球で打率4割7分6厘の好成績を残せたのも、試合に出続けられたからこそだ。

 日米野球で両軍唯一の全6試合で安打を放ち、日米野球で「皆勤賞」となった秘蔵っ子に関して、稲葉監督ら首脳陣は、今後を見据えた“実験”を試みていた。第3、4戦の2試合は左翼で先発起用。上林が左翼を守れれば、選手起用の幅が大きく広がるからだ。

 侍ジャパンの清水外野守備走塁コーチは「左翼も十分やれる。外野の争いは激しいし、何でもできないと」と注文。上林も「打球捕など、できることをやろうと思う。2年前は左翼でも試合に出たけど、(感覚が)鈍っていた」と左翼の練習にも時間を割く構えだ。

 ソフトバンクではここ2年、右翼以外で守ったのは中堅のみだが、今回の日米野球は柳田は中堅、秋山が右翼で主に起用された。強肩強打の広島鈴木もチームでは右翼。ただ、左翼が本職の筒香はDHで起用される可能性があり、左翼を守れればチャンスは増える。

 来秋は国際大会「プレミア12」、そして2020年には東京五輪が控える。侍のレギュラー定着へ、清水コーチは「誰もが認める成績を残してほしい」とハッパをかける。「一番はシーズンの成績。来年頑張らないと先が見えない」。きょう17日から早くもトレーニングを再開する。 (鎌田真一郎)

=2018/11/17付 西日本スポーツ=

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