岩手県知事、禁止薬物問題に「競馬廃止ない」

西日本スポーツ

 岩手県内の競馬場で開かれたレースに出走した馬から相次いで禁止薬物が検出された問題で、レースを休止している県競馬組合は16日、組合議会を開き、管理者の達増拓也知事が質疑応答の中で「廃止の可能性はないとみている」と強調した。一方、休止期間が長引けば事業存続の条件である単年度黒字が達成できないとの試算も示された。

 組合は、休止が決まった今月以降の6日分を勘案しても、本年度は約1億8千万円の黒字になるとの試算を示した。ただ、休止が12日を超えた場合は赤字になる可能性があるという。

 新たに実施した禁止薬物の抽出検査は、全て陰性だったとも説明。「早期再開を目指している」と強調した。達増知事は、再開時期について「公正な競馬ができるようになるのが条件」と述べた。

 多額の累積赤字を抱える競馬組合は、単年度収支で赤字にしないことを事業存続の条件に県などから約330億円の融資を受けた経緯があり、休止で減収となる2018年度も黒字を維持できるかが焦点となっている。

 岩手競馬を巡っては、7~10月に盛岡競馬場(盛岡市)と水沢競馬場(奥州市)で出走した競走馬4頭からボルデノン(筋肉増強剤)が検出された。

 今月10~12日のレースを休止した組合は、実施中の再発防止策が万全ではないとして、17~19日のレースも取りやめる。

=2018/11/17付 西日本スポーツ=

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