J2大分 馬場、三平、藤本、後藤 最強の4人ぶっちゃけトーク

西日本スポーツ

4人でポーズを決める(左から)大分・馬場、藤本、後藤、三平 拡大

4人でポーズを決める(左から)大分・馬場、藤本、後藤、三平

にこやかに今季を振り返る「2桁カルテット」 前半32分、10月28日の松本戦で先制点を決めてゴールパフォーマンスをする大分・三平(左)と藤本(右) ◆馬場賢治(ばば・けんじ)1985年7月7日生まれ。神奈川県出身。背番号38。桐光学園高から近大を経て2008年、当時J1の神戸へ入団。湘南や水戸、讃岐へ移籍し、今季大分に加入。8月中旬から主将。177センチ、77キロ。 ◆三平和司(みつひら・かずし)1988年1月13日生まれ。神奈川県出身。背番号27。2010年に神奈川大から湘南に加入し11、12年に大分に期限付き移籍。13年に京都に移籍し、15年に復帰。愛称は「さんぺい」。175センチ、68キロ。 ◆藤本憲明(ふじもと・のりあき)1989年8月19日生まれ。大阪府出身。背番号10。青森山田高、近大を経て日本フットボールリーグの佐川印刷へ。16年からJ3鹿児島で2年連続J3得点王に。18年加入。175センチ、69キロ。 ◆後藤優介(ごとう・ゆうすけ)1993年4月23日生まれ。鹿児島県出身。背番号9。大分U-18から2012年にトップチーム昇格。同年7月に日本フットボールリーグのHOYOへ期限付きで移籍し、翌年に復帰。171センチ、70キロ。

 ◆明治安田生命J2:第42節 山形1-1大分(17日・NDスタ)

 6季ぶりのJ1昇格を果たした大分トリニータ。躍進の原動力になったのが、2桁得点をマークした馬場、三平、藤本、後藤の「大分カルテット」だ。“四者四様”のストライカーが推すベストゴールは? そして、アノ背番号の行方は? 今季を振り返り、来季への思いを語り合ってもらった末には何と移籍話も!? (聞き手・構成=末継智章)

 -4人が年間2桁得点したのはJ2では2009年湘南(5人)以来の快挙。しかも、当時は51試合制の最終節で達成で、大分は39試合目でJ2史上最速。

 三平 開幕当初はここまで点を取るイメージはなかったっすね。後藤“さん”(三平が5歳も年上)は25点取ると言ってたけど(ニヤリ)。

 馬場 藤本も得点王になると言っていたな(ニヤリ)。

 藤本 いやいや、チーム! 得点王だから!(実際は12得点で馬場とトップタイ)

 -藤本選手は昨季まで2年連続J3得点王で、今季もJ2で結果を出した。すごさは?

 三平 裏に抜けるスピードと駆け引き。

 馬場 ずぶとさ。日常からふてぶてしい感じ。僕に対しても対応が雑。FWっぽいよね。

 藤本 …(苦笑)。

 三平 俺の得点はほぼラッキー。

 藤本 半分はオウンゴール(みたいなもの)ですから。

 三平 やめとけ(笑)。でも、2点ぐらいはあったかも。

■反町監督怒らせた

 -4人の中で一番印象に残っている得点は。

 三平 後藤のオーバーヘッド。岡山戦だっけ。めちゃくちゃすごかった。あれで勝ち越したもんな。

 藤本 打ったとき、何しとんねんって思った(笑)。

 後藤 オーバーヘッドで決めたのは初めて。あれは狙って…。いえ、…反射です(笑)。

 三平 かっけえ~!

 -馬場選手はプロ11年目で初の2桁得点。

 馬場 2点ぐらいしか取るつもりはなかったんですよ。チャンスをつくる方が多いので。

 -ゴールパフォーマンスで注目されたのは三平選手。がに股で腰を落とし、両腕を何度も突き上げるポーズの由来は。

 三平 (7月29日のアウェー)岐阜戦で点を取り、ベンチの方にしつこくガッツポーズしたら話題になって。それから続けた。岐阜戦から3戦連続で決めたから、定着した感があります。

 藤本 (6月16日のアウェー)松本戦でもやってたよ。

 三平 あれ? 自然と出ていたのかなあ。

 藤本 (敵将の)反町さん(三平の湘南時代の恩師)の目の前で(笑)。「絶対怒られるやん」って言ってたよ。

 馬場 ちょっと怒ってたよね(笑)。

 後藤 (馬場)賢治さんは一番ガッツポーズが熱い。

 三平 後半ロスタイムに取ったときは興奮するけどね。(5月13日のホーム)岐阜戦は後半ロスタイムに決めたけど、入っているか入っていないか微妙なやつ、だったから、あまり喜べなかった(笑)。

 -藤本選手は新加入で背番号10。こだわりか。

 藤本 いや…。憧れていたわけでもなく。

 三平 大分の10番をつけるのはすごい。日本人では(16年につけた現J1磐田の松本)昌也以来2人目なんですよ。

 馬場 そういや後藤、なんで13番をつけないの?

 後藤 えっ…?

■「13」は永久欠番に

 -13番は元日本代表FWで16年に引退した高松大樹さんの印象が強い。

 馬場 ユース上がりで昨年もいっぱい点を取ったし。大分のエースと言えば13番だよ。

 後藤 僕的には永久欠番にしてほしい。偉大じゃないですか。

 三平 永久欠番だよね。13番は誰にもつけてほしくない。17年間(11年のFC東京への期限付き移籍を含む)もトリニータにいたし、歴史をつくった人ですから。

 -大分の経営危機やJ3降格など激動の歴史を三平選手は経験した。

 三平 しんどかったのはJ3での1年間。勝って当たり前みたいなプレッシャーがあった。

 藤本 (当時鹿児島で)対戦したけど、応援がすごかった。鹿児島で戦ったときも大分のサポーターがバックスタンドを埋めていたし。応援の量が違った。そういう熱い応援や、歴史のあるクラブで活躍できれば、と思って大分に来た。

 馬場 僕は讃岐に残ってもいいと思っていたけど、J1昇格に必要なライセンスがなかった。年も年(33歳)なので、いつプレーできなくなるか分からない。だったら(J1の)可能性があるチームに行きたかった。来て良かったと思っています。

 -最後に来季の抱負を。前回、J1昇格を決めた時(12年)、三平選手はJ2京都へ移籍した。

 三平 今回も移籍すると思うんですけどー。サッカー選手って金が全てなんでー。またJ2のお金持っているチームに行って、給料が倍になったらいいなと思いまーす。

 藤本 1面の見出しに「サッカー選手は金」って書かれる(笑)。

 三平 ウソ、ウソ(笑)。

 藤本 僕は小学校の時、ガンバ(の育成組織)にいた。(G大阪と)J1で戦いたい。

 後藤 前回(13年)のJ1では少し出させてもらったけど、オーラの違いを感じた。今は余裕が出てきたので、そんなことは思わないはず。

 馬場 うまくいかないことが多くて苦労するとは思うけど、チームとしてぶれずに戦うことがこのクラブのためになると思う。

 三平 来年も俺ら4人が2桁取れたら優勝するよね(笑)。でもそんなに甘くないんで。謙虚に「今年は4人でやっと10点取ったね」って言えたら。

 藤本 そのときは、また取材してもらおうな!

=2018/11/18付 西日本スポーツ=

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