ソフトB浅村獲り黄信号!? 楽天・石井GM手応え「気持ち伝わった」

西日本スポーツ

 西武から国内フリーエージェント(FA)宣言し、福岡ソフトバンクが獲得を目指している浅村栄斗内野手(28)の動きが19日、進展した。この日、同じく獲得を目指していたオリックスが、初交渉を待たず断りの連絡を受けたことを公表。16日に4年総額28億円程度の超大型契約を提示したとみられるソフトバンク側はこれまで通り交渉の経過について明かすことはなかったが、18日には初交渉を行った楽天が手応えを見せており、獲得に黄信号がともった状況だ。

 去就に注目が集まる浅村に、ついに大きな動きがあった。19日、オリックスの長村裕之球団本部長が、この日午前に浅村側から「今回は他の球団を選ばせてもらう」と連絡があったことを公表。4年総額16億円の条件と、背番号「1」または「7」を準備していたオリックスだが、本人との交渉を待たずして獲得を諦めざるを得なくなった。

 ソフトバンクは16日に、4年総額28億円程度の超大型契約を初交渉で提示したとみられる。三笠杉彦球団統括本部長は19日、ヤフオクドームで取材に応じたが、浅村側からの連絡の有無については「特にお伝えすることはございません」と回答。16日の初交渉を行ったことを含めて交渉の経過は明かさないことを明言しており、この日も歯切れの悪いコメントに終始した。

 オリックスが獲得を断念することになり、残留に全力を注ぐ西武、楽天を含めた3球団に絞られた形ではあるが、ソフトバンクには暗雲が垂れ込めている。18日には、楽天が石井一久ゼネラルマネジャー(GM)、立花陽三球団社長が出席し東京都内で浅村サイドと初交渉。背番号「3」と4年総額20億円とみられる好条件を提示した。

 約2時間の交渉後では海外移籍やFAなどで選手時代に日米4球団を渡り歩いた石井GMが、自身の経験談をもとに浅村に獲得への強い意思を伝えたという。終了後の会見では、同GMが「すごく濃い話はできた。自分たちの気持ちは伝わっていると思います」と手応えを口にし、「感触は分からない。彼は向上心が高い。金額というより、自分が成長できる場所を選ぶんじゃないかと思う」とも説明した。

 当初は楽天との初交渉後に浅村の会見も予定されていたが、19日にオリックスとの初交渉が予定されていたことなどを理由に、会見に応じられないという意向を示しキャンセルとなった。それだけにこの日、オリックスに交渉を前に断りの連絡を入れたことは、決断へ向けての大きな進展といえる。3年連続日本一へ向けて今オフは浅村、オリックスからFA宣言した西の「ダブル獲り」を目指しているソフトバンクだが、仮に浅村の獲得が失敗となると、西の獲得に全力を注ぐことになる。

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 浅村20日にも意思表明

 国内FA権を行使している西武の浅村栄斗内野手(28)が、早ければ20日にも意思表明する。19日に交渉予定だったオリックスに断りを入れており、18日の交渉で現役時代にチームメートだった石井GMが手応えを強調した楽天、超大型契約を提示したソフトバンクに、西武残留を含めた選択肢の中から決断する。

 浅村は「他球団にどのように評価してもらえるか聞きたい」とFA宣言し、交渉が解禁されて以降は楽天、ソフトバンク、オリックスが獲得に名乗りを上げた。西武の渡辺シニアディレクターは「必要な戦力と考えている」と残留を要請。西武を含めた4球団の争奪戦に間もなく幕が下りる。

=2018/11/20付 西日本スポーツ=

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