高3ラガール永田必ず花菜咲かせる 福岡高3年の7人制女子日本代表

西日本スポーツ

 ラグビー日本代表WTB福岡堅樹(26)ら多くの日本代表を輩出してきた福岡高に、2020年東京五輪の出場が期待される“ラガール”がいる。7人制女子日本代表のSO永田花菜(3年)で、9~10月に3大会開かれたアジア女子セブンズシリーズに出場。持ち味のキックと福岡高で鍛えたタックルに磨きをかけ、先輩とともに大舞台に立つ日を夢見ている。

 短い時間でも得難い財産になった。9月のアジア女子セブンズシリーズ香港大会。初招集の永田は初戦の韓国戦で後半途中に代表デビューを果たすと、韓国大会とスリランカ大会で1試合ずつフル出場した。「海外の選手はスピード感が違ったし、パスを正確に出さないといけないと痛感した。でも大きな経験を積めました」。3大会ともノートライに終わったが、晴れやかな笑顔で振り返った。

 右足から繰り出す正確なキックが最大の武器。7人制ではトライ後のゴールキックをドロップキック(ワンバウンド)で蹴るため、高いスキルが必要だが「厳しい角度からでも自信がある」と自信満々。右利きにとって特に困難な、右タッチラインそばから成功させたこともある。小学4年から中学卒業まで平日に地元のクラブでサッカーに取り組み、キックの正確さと飛距離を育んだ。

 二つの球技を掛け持ちして練習し、相手との駆け引きも上達。福岡高の原雅宣監督(41)は「相手との間合いやかわすタイミングが優れ、センスがある」と絶賛する。

 福岡高出身の福岡堅樹は来年の15人制ワールドカップ(W杯)日本大会と、7人制が行われる東京五輪でそれぞれ2大会連続の出場を目指している。16年リオデジャネイロ五輪前に母校を訪れた福岡の講話を永田は鮮明に覚えている。

 「福岡さんは『高校では目立つ選手じゃなかったけど、諦めずに頑張った』とおっしゃっていた。私も頑張ろうと思った」。高校では男子に交じり、伝統のタックルをたたき込まれ、コンタクトプレーでの恐怖心が消えた。来春、女子ラグビーの強豪日体大へ進学予定。福岡と同じく、大学で進化して大舞台を目指す。 (末継智章)

 ◆永田花菜(ながた・はな)2000年5月19日生まれの18歳。福岡市出身。ポジションはSO。5歳から松崎中(同市)卒業まで「かしいヤングラガーズ」に所属。中2からは福岡レディースRFCでもプレー。10月下旬の全国U18女子セブンズでは4試合で計8トライし、準優勝に貢献した。憧れは日本代表SO田村優(キヤノン)。168センチ、50キロ。

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 7人制女子、人材豊富な九州勢

 7人制女子日本代表には郷土勢の人材が豊富だ。永田がバックアップメンバーとして参加した8月のジャカルタ・アジア大会には、昨年の15人制女子ワールドカップ(W杯)にも出場した宮崎県門川町出身の黒木理帆(立正大)や北九州市出身の長田いろは(同)がプレー。アジア女子セブンズシリーズでは伊藤優希(福岡・筑紫高-日体大)や堤ほの花(日体大)=佐賀県嬉野市出身=も主力として活躍した。チームは今年、世界最高峰リーグ「ワールドラグビー女子セブンズシリーズ」に常時参加できるコアチームから降格。2018~19年シーズンは来年4月の北九州大会のみ招待チームとして参加する予定で、地元でのアピールが五輪への近道となりそうだ。

=2018/11/20付 西日本スポーツ=

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