妻も射止めた甲斐キャノン 育成時代から5年愛、同い年の元幼稚園教諭と結婚
■同い年一般女性と
福岡ソフトバンクの甲斐拓也捕手(26)が結婚していたことが21日、分かった。お相手は福岡市出身の26歳の一般女性。自身初めて開幕マスクをかぶった今年3月30日に婚姻届を出し、新婚生活をスタートさせている。「甲斐キャノン」と称される強肩で育成ドラフト出身選手初の日本シリーズMVPに輝くまで飛躍を遂げた扇の要には、育成時代から支えてくれる愛妻の存在があった。
生涯のパートナーとともにはい上がってきた。背番号130を背負い、育成選手としては勝負の3年目だった2013年春。甲斐は愛妻と知人の紹介で知り合った。球場では張り詰めた緊張感でプレーする中、当時学生で野球のことは詳しくなかったという妻と過ごす時間は「本来の自分でいられた」。同年9月に交際を始めると、同年11月には支配下登録をつかみ取った。
「明かりを見いだせない育成の時から励ましてくれて、感謝しかなかった。いつか結婚を…と思いながらも、野球ができないと何もない中で、そのころはまだ責任を持てなかった」
支配下登録を勝ち取った後も妻の言葉が支えになった。自身2試合目の先発出場だった昨年4月4日の楽天戦。育成ドラフト同期の千賀とバッテリーを組み4回7失点を喫し、ともに途中交代。試合後、幼稚園教諭となっていた妻からスマートフォンにメッセージが届いていた。「毎日頑張っているから、失敗したときに悔しい。私も一緒に頑張るから、勉強だと思って乗り越えていこう」。柔和な見た目の妻が見せた芯の強さにも救われ、16年まで計15試合出場にとどまっていた男は103試合に出場し、ゴールデングラブ賞、ベストナインも手にした。
■好物は母直伝「卵焼き」
今年3月30日、オリックスとの開幕戦の前に婚姻届を提出。「今年にかける思いは強く、大事な日だった」。責任を背負ったシーズンで初のオールスター出場を果たし、日本シリーズでは6連続盗塁阻止の新記録を打ち立て「甲斐キャノン」の代名詞を全国にとどろかせるなど、さらなる飛躍を遂げた。
マーボー豆腐やピーマンの肉詰めなど幅広く振る舞ってくれる手料理の中でも、大好物は「母ちゃん」直伝の卵焼き。女手一つで育ててくれた母小百合さん(51)から手ほどきを受けた妻が、砂糖の代わりにマヨネーズを入れ、ベーコンを挟んで焼き上げる逸品。「母ちゃんのと一緒でふわふわしていておいしい」と目尻を下げる。
同居を始めてからは実家と同じシーズー犬のハナ(3)がかすがいだったが10月、クライマックスシリーズ直前には長男が誕生した。「家族のためにも、誰にも負けないキャッチャーにならないといけない」。自己研鑽の思いを強めながら、2年連続日本一に輝いたこのオフは、家族とともに喜びを分かち合っている。
=2018/11/22付 西日本スポーツ=




















