75000人の歓喜、西武リーグ優勝パレード 辻監督、主力抜けても「ピンチはチャンス」と連覇誓う

西日本スポーツ

 西武の辻発彦監督(60)が23日、厳しい状況で迎えそうな来季のリーグ連覇を大観衆に誓った。5万2000人が来場してメットライフドームで行われたファン感謝イベントで、楽天へフリーエージェント(FA)移籍する浅村栄斗内野手(28)、ポスティングシステムで米メジャーに挑戦する菊池雄星投手(27)があいさつ。炭谷銀仁朗捕手(31)も巨人へのFA移籍を決断するなど、投打の主力がチームを去る中、あきらめない姿勢を強調した。ファン感謝イベント前に行われた埼玉県所沢市での優勝パレードには7万5000人のファンが沿道を埋めた。

 あまりに厳しい状況に闘志を駆り立てられたようだった。ファン感謝イベントの最後にあいさつした辻監督が声を張り上げた。「(主力が抜けて)大きなピンチだが、ピンチはチャンス。後ろ(壇上)にいる選手はチャンスがある。今やらなければいつやるんだ、と」。残された現有戦力に大いなる奮起を求めた。

 午前中の優勝パレードでは、7万5000人のファンの大歓声に手を振って応えた。現役時代に西武で9度のリーグ優勝を経験しながらも、優勝パレードは味わったことがない。「優勝おめでとう」「ありがとう」という祝福や激励を受け、あらためて連覇への思いを強くした。

 本来なら来季も主力となるはずだった浅村、菊池について「2人はチームを卒業し、旅立つ」と表現し、今季の優勝の原動力となったことをたたえた。イベント終了後には炭谷が移籍の意思を固めたという報告も受けた。10年ぶりのリーグ優勝を達成した余韻に浸るはずの行事で、エース、主将、扇の要が退団する非常事態に向き合った。

 西武が最後にリーグ連覇を達成したのは1997、98年。来季はその偉業への挑戦となる。辻監督は「来年は厳しい戦いになる。それでもわれわれは上を向いていく。受けるのではなく、攻める気持ちを持って戦う」と言い切った。就任3年目のスタートはいばらの道となったが、覚悟を持って、王者の座に挑む。 (松田達也)

=2018/11/24付 西日本スポーツ=

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