ソフトB内川「信じられない」、感激の夢対決 横浜ユニで佐々木-谷繁、石井氏と 東京ドームで名球会フェスタ
今年5月に通算2000安打を達成した福岡ソフトバンク内川聖一内野手(36)が24日、名球会への感激デビューを果たした。東京ドームで行われた「名球会ベースボールフェスティバル2018」に出場し、横浜入団時のユニホームをまとって先輩である佐々木氏、石井氏と対戦。2打数無安打と快音こそ響かなかったが、「夢見心地」と振り返った。試合はセ・リーグが阿部のサヨナラ打で勝利した。
デビュー戦は地に足が着いていなかった。内川は2001年に入団した横浜時代のストライプが入ったユニホームを着用した。そうそうたるレジェンドたちに囲まれ、最年少のバットマンは落ち着かなかった。
「夢見心地だった。名球会1年目で、プロ1年目のユニホームを着て、こんなところにいていいのかなと思った感覚は、プロ1年目と似ていた」
10年在籍した横浜で945安打。11年シーズンから加入したソフトバンクでは8年で1098本の安打を積み重ねた。プロで最初に入団した当時のユニホームを着用し、両リーグに分かれて戦う方式だったが、現役のヒットメーカーは、特例でパ・リーグの一員として出場。これが、偶然を呼び込んだ。
1回裏の守備から出場。4回先頭で訪れた2打席目は、マウンドに大魔神こと佐々木氏、マスクをかぶるのは谷繁氏だった。ともに横浜時代の大先輩。打席から宝刀フォークを見せられると、タイミングをずらされ一ゴロに打ち取られた。
さらに、6回無死一塁で巡ってきた3打席目は、石井氏が相手だった。投手として入団した先輩は、若手時代に合同自主トレをともにし、プロのイロハをたたき込まれた恩人。1ボールからの直球を振り切ったが、左飛に倒れた。ただ、打席では笑みがのぞいた。
「(石井)琢朗さんには入団したときからずっとお世話になっていた。佐々木さんは日本に帰ってきたときに、セカンドから後ろ姿を見ていた。フォークが見られたのはうれしかった。本当に信じられない」
この日の背番号25は1年目だけ背負ったもの。横浜の前身大洋で通算2000安打をマークした松原氏のような打者に成長してほしいという球団の期待があったという。そして、18年の時がたち、名球会会員として同じグラウンドに立った。「こういう場所で一緒にプレーできたことは幸せ」。感激の連続だった。
3回の1打席目は、現役時代に制球力の高さから「精密機械」と称された北別府氏から背中に死球を受けた。洗礼を浴びたにもかかわらず“ルーキー”はヘルメットを取って謝った。「1回試合に出たから、2回目からは大丈夫だと思う」。ド緊張のデビュー戦は、色濃い思い出となった。 (鎌田真一郎)
=2018/11/25付 西日本スポーツ=




















