ソフトBドラ1甲斐野、スーパースター柳田と対戦熱望「三振取りたい」

西日本スポーツ

ソフトバンク入団で合意し、笑顔でガッツポーズする甲斐野 拡大

ソフトバンク入団で合意し、笑顔でガッツポーズする甲斐野

 “ギータ斬り”で開幕1軍!! 福岡ソフトバンクからドラフト1位で指名された甲斐野央投手(22)=東洋大=の入団が27日、決まった。都内のホテルで交渉に臨み、契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1500万円(金額はいずれも推定)で合意した。即戦力の期待がかかる最速159キロの速球とフォークボールを武器にする右腕は来春キャンプで柳田悠岐外野手(30)との対戦を熱望。球界最高峰の打者を相手に自身の実力をアピールする。

 ホークスのユニホームに初めて袖を通した甲斐野の笑顔は少しぎこちなかった。「正直、緊張しています」。そんな中、報道陣からある選手の名前が上がると、口がなめらかになった。

 「自分の中ではスーパースター。(雰囲気を)間近で感じてみたい」と目を輝かせたのはチームの主砲、柳田だ。「日本シリーズ(第5戦)でのサヨナラホームランも見ていた。とにかくすごい」。チームメートになる実感より、ファンの感覚がまだ抜けきらない。

 シーズンが始まれば心強い味方だが、一人の野球人として勝負してみたいという願望を隠せない。「紅白戦などで対戦する機会があれば三振を取りたい。自信のある真っすぐとフォークがどれだけ通用するか肌で感じたい」。腕試しにとどまらず、もし実現すれば首脳陣に対しこれ以上ないアピールにもなる。

 11日に視察した宮崎市での秋季キャンプでは、武田と大竹のキャッチボールに衝撃を受けた。「糸を引くような球が相手の胸にびしっといく。例えは悪いかもしれないけれどロボットみたい。プロってすごいなと。自分のキャッチボールとはレベルが違うし、ちょっと自信がなくなった」

 2年連続日本一を達成した投手陣の層の厚さは百も承知している。「1軍に入り込むのは簡単じゃない。でも、やるからにはそこに勝てるようにしたい」。将来の守護神を目指す右腕はあくまで貪欲だ。今季セーブ王を獲得した森に対し、「どういう心境でマウンドに上がるのか聞きたいし、いいところはどんどん吸収したい」と尻込みせず質問攻めにするつもりだ。

 交渉に同席した永井球団統括本部編成・育成部長兼スカウト室長が「真っすぐとフォークは一級品。1イニングなら今でも抑えられるんじゃないか」と高評価する22歳。春季キャンプで柳田から三振を奪うため、残された時間でさらに腕を磨く。 (長浜幸治)

=2018/11/28付 西日本スポーツ=

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