ソフトB森、セーブ王でも来季守護神は白紙!? サファテから宣戦布告

西日本スポーツ

最多セーブ投手賞を受賞した森 拡大

最多セーブ投手賞を受賞した森

 ストッパー戦争だ! 今季最多セーブに輝いた福岡ソフトバンクの森唯斗投手(26)が27日、東京都内で開かれた「NPBアワーズ」に出席し、来季復帰するデニス・サファテ投手(37)から守護神争いでの“宣戦布告”を受けたことを明かした。今季は離脱したサファテの代役を任され、37セーブで自身初タイトルを獲得。右腕は師匠でもある通算234セーブの剛腕との真っ向勝負に挑む覚悟だ。

 自身初タイトルのセーブ王として森が堂々と壇上でスポットライトを浴びた。「こういう場所に来られる機会はないですから。本当にうれしいです」。開幕直後の4月に右股関節の故障で離脱したサファテの代役として中継ぎから抑えに。37セーブを挙げて2年連続日本一に貢献した男は、満面に笑みを浮かべた。

 だから来季も抑えをよろしく-とならないのが12球団でも屈指のリリーフ陣を誇るホークスだ。森が慕うサファテは来春の宮崎キャンプ中盤からの合流が見込まれている。森はその剛腕から先日“宣戦布告”を受けたことを明かした。

 今月に嘉弥真、加治屋、石川が米国でオーバーホールを実施した際、3人はサファテと食事をともにした。サファテはその席上から森に電話。「『来年は初回からブルペンに入ることになるぞ』って言われましたよ」と森は笑った。抑え投手は通常、リードした試合の終盤まで肩をつくることはない。自身の復帰で森から守護神の座を取り返すという、サファテのジョーク交じりの“先制パンチ”だった。

 対する森も大きな壁に真っ向勝負で挑む覚悟だ。「この1年抑えをやらせてもらい、とても楽しかったので、来年も9回に投げるつもりでいます」と言い切った。今季は嘉弥真、加治屋も実績を残し、岩崎も故障からの再起を図るなど、タカ救援陣は群雄割拠。「9回」への意欲が非常に高い森も「来年はすごい(競争が)激しい。しっかり戦っていけるようにしないと。やれることをしっかりやって、2月のキャンプに入っていけたらいい」と気を引き締めた。

 工藤監督も森の成長を認めるだけに、来季のストッパーについて「実績だけ見たらサファテとなるが、何がベストか考えたい。2月にどれだけ投げられるか。サファテの状態を見て、しっかり話し合いたい」と現状では「白紙」であることを明かした。来季リーグV奪還と球団史上初の3年連続日本一を目指すホークスで、タイトルホルダー同士の守護神争いが繰り広げられる。 (山田孝人)

=2018/11/28付 西日本スポーツ=