J1鳥栖ドロー以上で残留 あす最終節、敵地で鹿島戦 権田「勝ち取る」

西日本スポーツ

今季最終戦に向けて練習する鳥栖・権田 拡大

今季最終戦に向けて練習する鳥栖・権田

鹿島戦に向け、練習する選手を見守る鳥栖・金監督 J1残留争い 鳥栖のJ1残留条件

 あす運命の大一番! J1サガン鳥栖は12月1日、敵地で最終節の鹿島戦に臨む。15位の鳥栖は、引き分け以上なら他チームの結果に関係なくJ1残留が確定。12~16位まで勝ち点1差にひしめく中、日本代表GK権田修一(29)はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)王者相手の勝利へ自信を示した。

 8年目のJ1に向けた残留争いが、大きなヤマ場を迎えた。ここで決めるか、J1参入プレーオフ(PO)か。「残留以外ない。勝ち点、相手どうこうでなく自分たちの力で勝ち取れる可能性が残されている。勝ち取りたいし、自分たちならできる」。鳥栖の守護神権田は言葉に力を込めた。

 12~16位までの5チームは、最終節でPOに回る16位になる可能性がある。昨年まで勝ち点40以上のチームがJ2降格や入れ替え戦に回った例はない。例年にない大混戦。権田は「勝ち点40でこの状況になったのは驚きだが、逆に40取れるチームだというのも事実」と前向きに受け止める。

 鳥栖の34失点はリーグで4番目に少ない。伝統の堅守に加え、10月に就任した金明輝監督が攻撃を強化してきた。金監督の初陣だった10月20日の仙台戦以降、3勝1分けの成績で勢いに乗る。

 鹿島とは3月のホーム戦で、現在鳥栖の一員となった金崎にゴールを決められて0-1で敗れた。ACL王者の鹿島は現在3位で来年のACL出場権(原則3位以内)がかかっている。強豪は目の色を変えて最終節に臨むが、引き分け以上なら残留が決まる鳥栖もひるむわけにはいかない。権田は「失点しなければいいが、僕一人で守れるものでもない。守るときも攻めるときもチーム全員で」と強調した。

 金監督は今週の練習で鹿島のカウンターを警戒し、攻守の切り替えを早くするように選手に徹底して指示。「狙って引き分けられるほど甘くない。勝ちに行く」と明言した。不振、大補強、そして…。激動のシーズンを白星で締め、敵地でサポーターと喜びを分かち合う。 (広田亜貴子)

■負けても可能性

◆鳥栖の残留条件 勝ち点40で15位の鳥栖は引き分け以上なら自力で残留が決まる。勝ち点で並ぶ14位湘南と16位名古屋が直接対決するため。鳥栖が敗れた場合、名古屋-湘南が引き分けなら、鳥栖はJ1参入プレーオフへ。同カードで勝敗がつけば、敗れたチームとの得失点差で順位が決まる。現在の得失点差は湘南と鳥栖がマイナス5で名古屋がマイナス7。得失点差も並べば総得点数で競うが、そうなれば現在J1最少29得点の鳥栖は分が悪い。鳥栖が引き分け以上で、名古屋-湘南が引き分けなら、12位横浜Mや13位磐田にも16位の可能性がある。

=2018/11/30付 西日本スポーツ=

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