ソフトB東浜、故郷で山川を斬る 来年5月に沖縄で西武戦

西日本スポーツ

グリーンを狙う東浜 拡大

グリーンを狙う東浜

 来季こそ念願の凱旋(がいせん)登板だ! 東浜巨投手(28)は29日、来年5月に試合が予定される沖縄セルラースタジアム那覇での西武戦登板に意欲を示した。今季は故障で地元登板を逃した右腕にとって大きなモチベーション。パ・リーグ本塁打王と最優秀選手(MVP)に輝いた西武の山川穂高内野手(27)との同郷対決を制して錦を飾り、不完全燃焼だった今季の巻き返しのシーズンに弾みをつける。

 地元ファンに雄姿を見せるチャンスが再び訪れる。ビジターながら来年5月21、22日に組み込まれた沖縄での西武戦。「地元の人に活躍を見せるのが一番。けがせずに迎えられればいい。実現すればいいかな」。平静を装いつつもプロ入りから熱望していた凱旋登板への思いがにじみ出た。

 今年はその好機を逃した。球団史上初の沖縄での公式戦だった6月26、27日の日本ハム戦。東浜の姿は筑後にあった。「けがをしたから仕方がない」。開幕から調子が上がらず、5月25日楽天戦では先発し3回5失点で降板。翌26日に右肩関節機能不全で出場選手登録を抹消されていた。

 悔しさを晴らすかのように1軍復帰した8月以降は負けなしの6連勝。ポストシーズンも計3試合に先発し、すべてチームを勝利に導くなど意地を見せた。それでも“逃した魚”の大きさは忘れられなかった。

 西武には同郷のライバルもいる。47本塁打で初の本塁打王、さらにパ・リーグMVPに輝いた山川、そして16勝で最多勝を獲得した多和田。11月の日米野球でチームメートになった2人と言葉を交わし、食事の約束もした。「本当に沖縄出身者が勢いづいていますよね。沖縄の野球人口が増えればいい」。試合ではライバルだが、故郷を盛り上げたい気持ちは同じだ。

 大歓声を浴びる故郷沖縄のマウンドで山川との同郷対決を制すれば、精神的にもこれ以上ない弾みがつくだろう。2カ月以上離脱するなど不完全燃焼だった今年のレギュラーシーズンの巻き返しに向けても格好のエネルギー材料になる。

 この日は球団納会ゴルフに参加した。同郷の嘉弥真、島袋と同組で回り、もうすぐ12月とは思えないほどの暖かい日差しを浴びながら、気持ちよさそうにクラブを振った。「天気もよくて楽しく回れました」と満面の笑み。7年目を迎える来季、大きなモチベーションを胸にさらなる飛躍を狙う。 (長浜幸治)

=2018/11/30付 西日本スポーツ=