J3北九州、最終戦ドロー 来季昇格へ奮起期待 サポーター「得点力付けて」

西日本新聞

前半、シュートを放つFW池元友樹選手(右) 拡大

前半、シュートを放つFW池元友樹選手(右)

試合後の引退セレモニーでサポーターに感謝を述べるGK山岸範宏選手

 サッカーJ3のギラヴァンツ北九州は2日、ミクニワールドスタジアム北九州(小倉北区)で福島ユナイテッドFCと対戦し、無得点で引き分けた。今季限りで退団する柱谷哲二監督(54)に最終戦で白星を贈ることができず、最終順位は6勝9分け17敗の最下位(全17チーム)。サポーターからは来季の奮起に期待する声が上がった。

 駆け付けた4548人の声援を受け、ギラヴァンツは前半からサイド攻撃を展開。FW池元友樹選手(33)が積極的にゴールを狙うなどし、観客を沸かせた。

 後半15分にはDF福森健太選手(24)が、同39分にはMF安藤由翔選手(27)がそれぞれ右サイドを駆け上がり、ペナルティエリア際でフリーキック(FK)を獲得。直接FKは今季最多の20本を放った。相手ゴールを割ることはできなかったが、柱谷監督は「足を止めることなく、後半もやれた」と評価した。

 引き分けに終わり、今季、ホームで毎試合観戦した小倉南区の女性(64)は試合後「選手はよく頑張ったと思うけど、シュートがなかなか決まらなかった。来季は克服してほしい」と悔しげな表情を浮かべた。八幡西区の会社員男性(37)は「何が何でもJ2昇格を果たしてほしい。新監督には土台作りからしっかりやってほしい」と注文した。

 ●チーム去る山岸選手、柱谷監督 「J1で戦う準備を」

 今季で引退する元日本代表GK山岸範宏選手(40)は試合後、引退セレモニーと記者会見に臨んだ。13年間プレーしたJ1浦和レッズでは激しいポジション争いを経験。「プロとして生き残るためには、試合やチームメートとの競争に『勝つ』ことが必要だ。ギラヴァンツには可能性のある若手がたくさんいる。J2に昇格し、J1で戦う準備をしてほしい」と期待した。

 退任する柱谷哲二監督(54)も試合後に会見し、「メンタルが強い、戦えるチームを目指してきた。土台を生かし、強くなってほしい」と後任に希望を託した。

 ●感謝と決意語る

 最終戦後のセレモニーでは選手や球団幹部がグラウンドに整列し、サポーターの声援に感謝を述べ、来季に向けて決意を語った。

 主将のDF川上竜選手(24)=写真左=は「悔しい、情けない、ふがいない思いが大きい。来季以降、声援してくれた皆さんにサッカーで恩返ししたい」。玉井行人社長は「不本意な成績で、経営者として責任を痛感している。心機一転し、新しい体制で臨みたい」と雪辱を誓った。

=2018/12/03付 西日本新聞朝刊=

PR

PR

注目のテーマ