ソフトB本多コーチ「柳田40盗塁」 ハワイで激熱「走塁改革」

西日本スポーツ

テレビ番組収録中に「3150」ポーズを決める柳田(左)と、それを見て笑う内川(中央)、本多コーチ 拡大

テレビ番組収録中に「3150」ポーズを決める柳田(左)と、それを見て笑う内川(中央)、本多コーチ

ワイキキビーチのレストランでテレビ番組収録に臨んだ本多コーチ

 【ホノルル(米ハワイ州)石田泰隆】福岡ソフトバンクの本多雄一内野守備走塁コーチ(34)が13日(日本時間14日)、来季チームが掲げる「走塁改革」のキーマンに柳田悠岐外野手(30)を指名した。現役時代に機動力野球の象徴的存在としてチームをけん引した新任コーチは、チームの走塁意識を向上させるには中心選手の意識改革が絶対条件と強調。40盗塁指令も出すなど、改革の旗振り役として期待を寄せた。

 通算2度の盗塁王に輝いたスピードスターは今季限りで現役を引退した。常夏の島・ハワイで過ごす家族との優勝旅行は、これまで以上にゆっくりできると思っていたが、コーチに立場が変わり体はじっくり休められても、頭は「完全オフ」とはならなかった。

 「今までは自分のことばかり考えておけばよかったけど、来年からはそうもいかない。優勝旅行中に限ったら、もしかしたら現役時以上に野球のことを考えているかもしれません」

 本多コーチは現役を退くと同時に、来季5年目の工藤ホークスに入閣した。しかも、1軍内野守備兼任の走塁コーチ。「監督、村松さん(外野守備走塁コーチ)と一緒に、もう一度、走れるホークスを取り戻したい」。就任会見でも発した言葉を改めて口にした。

 今秋の宮崎キャンプで、工藤監督は「走塁改革」を来季の覇権奪回のポイントに挙げた。通算342盗塁を誇る本多コーチも、現役として共に戦いながら、チーム80盗塁でリーグ5位に終わった盗塁数はもちろん、一つ先の塁を狙う意識に物足りなさを感じていた。

 「能力の高い選手は多いんですよ。でも、本当はもっともっとできると思っている。そこの意識付けというか、背中を押してあげるのが自分の仕事かなと。チームとしてギータ(柳田)なんかが率先してくれると、全体の意識も上がってくるはずなんです」

 キーマンに指名したのは、2015年に「トリプルスリー」を達成した柳田だった。「あいつなら、やろうと思えば40盗塁も可能。簡単ではないけど、目指してほしい」。今や押しも押されもせぬチームの中心選手だからこそ、チームが掲げる「走塁改革」の先導役を任せるつもりだ。

 もちろん、柳田に“丸投げ”したわけではない。来年2月の春季キャンプでは走塁に特化した練習メニューの作成も計画中だ。「監督、村松さんとの間で、走塁練習に多く時間を割く日をつくろうと話しています」。最終目標は3年連続日本一だが、再びリーグ連覇の道を歩むためにも、ホークスがかつて得意とした「機動力野球」の復活に取り組む。

=2018/12/15付 西日本スポーツ=

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