ソフトB内川、ハワイから逆襲 「アイドリング」居残りトレ

西日本スポーツ

ダイヤモンドヘッドを背に、ワイキキビーチで過ごす内川 拡大

ダイヤモンドヘッドを背に、ワイキキビーチで過ごす内川

2013年12月に福島千里(右から2人目)と北海道で自主トレに励む内川(右端) ダイヤモンドヘッドを背に早朝のワイキキビーチをランニングする東浜=米ハワイ州、昨年12月

 【ホノルル(米ハワイ州)石田泰隆】福岡ソフトバンクの内川聖一内野手(36)がハワイから「アイドリング宣言」だ。16日にV旅行先のハワイから帰国したチームとは別に、常夏の島での「居残りトレ」を選択。プロ19年目の来年8月に37歳を迎える現実を直視し、年内も常に負荷をかけ続ける“アイドリング調整”を自らに課した。屋外での打撃練習も予定。完全復活を目指す来季への助走期間とするつもりだ。

 バカンスを満喫したチームは16日午後8時半すぎ、福岡に帰ってきた。日焼けした工藤監督、柳田らに、待ち構えたファンから「おかえり」の声が多く飛ぶ中、そこに内川の姿だけがなかった。チームを見送る形で主将はハワイに残留。V旅行を延長して楽しむわけではない。今回のV旅行が決まる前から、完全復活を目指す来季に向けて始動する手はずを整えていた。

 内川 今回はもともと、家族でハワイを訪れる予定だった。それがV旅行と重なっただけ。もちろん、ゆっくりする時間も設けるけど、一番はこっち(ハワイ)での練習。福岡にいるといろんな予定が入って時間も制約されますから。

 12月中に始動した経験は過去にもある。2013年オフには北海道を訪れ、当時、陸上日本女子短距離界の第一人者だった福島千里らと合同自主トレを行った。だが、温暖な地で本格的に体を動かすのは、18年のプロ生活で今回が初の経験となる。

 内川 若い時は年が明けて「さあ、やるぞ」と自主トレを始めても体が動いていたけど、この年になると長い期間体を休めた場合、動きだすのに一苦労する。だから1月に入って一気にアクセルを踏むのではなく、エンジンを切らずにアイドリング運転するような感じですかね。

 内川の口からは「アイドリング」宣言も飛び出したが、練習拠点となるハワイの大学では体幹強化などの地道なトレーニングに加え、グラウンドでの打撃練習にも励む予定を組んだ。

 内川 自分の感覚の中で、やりたいと思うことをやりたい。年内にこうやって本格的に動くことはなかったので、その結果がどうなるか分からないけど、楽しみではあります。

 22日に帰国予定。期間は短いかもしれないが、問題はそこではない。もう一度、右打者史上最強の安打製造機と呼ばれた輝きを取り戻すために、前を向いて走り続けるのが内川スタイルだ。「来年はやらなきゃいけない。ただ、それだけです」。来季に懸ける思いは計り知れない。その思いを結果で示すためにも、常夏の島から始動する。

 ◆昨年は東浜「居残り」 優勝旅行先での「居残りトレ」は、昨年、東浜も行った。12月11日に出発したV旅行では初日のウエルカムパーティーに出席しただけ。2日目にはチームの滞在先のホテルからコンドミニアムに移り、ここで合流した加治屋、松本裕、栗原とともに6勤1休でウエートトレを中心に汗を流した。同17日にチームが帰国後も東浜らは現地に残り、同29日に帰国。今季は加治屋が球団タイ記録の72試合に登板して大ブレークした。

=2018/12/17付 西日本スポーツ=

PR

アクセスランキング

PR

注目のテーマ