福岡第一、キーマンはU18河村 ドライブ武器の司令塔/全国高校バスケ

西日本スポーツ

 キーマンは2年生!! バスケットボールの第71回全国高校選手権大会(ウインターカップ)が23日、東京都調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザで開幕する。男子で2大会ぶりの頂点を狙う福岡第一は、25日の2回戦から登場。要となるのはU-18(18歳以下)日本代表でも司令塔を担うPG河村勇輝(2年)だ。

■2大会ぶりVへ

 2年生とは思わせない貫禄が河村にはある。日本一を争う決勝戦進出を懸けたウインターカップ準決勝で昨年敗れた福岡大大濠に勝つため、ひ弱だった体幹を強化。厳しいマークに遭ってもドリブルで抜く力強さをつけ、3点シュートの確率も高めた。

 「他の4人がストレスを感じないようにするのがガードの役目。周りを生かしながら、自分も点を取っていく」。8月にU-18日本代表として参加したU-18アジア選手権(タイ)では体格差のある海外勢に球際でも競り勝ち、5位決定戦のイラン戦で両チーム最多の18得点。「(172センチと)小柄でも通用した」と自信を深めた。

 そのタイ遠征中に福岡第一から2人、福岡大大濠から3人が参加していた間、夏の全国総体で両チームは早々に敗退。上位2校の都道府県に与えられるウインターカップの追加出場枠を逃し、今年は福岡から1校しか出られなくなった。全国大会出場を懸けた11月3日の福岡大大濠との県予選決勝は試合終盤まで1点を争うシーソーゲームとなり、79-71で勝利。勝った福岡第一のメンバーも涙した。

■昨年は準決で涙

 河村には特別な一戦だった。1年生だった昨年から不動の司令塔。前回大会も、全国の強豪を相手に初戦から得点とアシストを量産したが、準決勝の福岡大大濠戦で2アシストに終わりチームも58-61で敗れ、県予選決勝に続いて2連敗。「得意なドライブを封じられ、3点シュートを一本も決められなかった。試合をコントロールできなかった自分の責任だった」。今年は打倒福岡大大濠を誓い、自らを鍛えてきた成果を発揮できた。「大濠さんの試合に懸ける気迫と3年生の意地がすごかった。全国でも福岡の代表として臨む。いろんな思いを背負って戦わないといけない」。自分を成長させてくれた福岡大大濠のためにも、持ち味の速攻で頂点に立つ。 (末継智章)

 ◆河村勇輝(かわむら・ゆうき)2001年5月2日生まれ。山口県柳井市出身。ポジションはPG。小学2年のときに競技を始め、柳井中3年時の全国中学校大会で16強入り。福岡第一高に進学した昨年からレギュラー。好きな選手は元米代表のクリス・ポール(現ロケッツ)やジェイソン・キッド。172センチ、63キロ。

=2018/12/19付 西日本スポーツ=

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