サニックス、コカ・コーラ絶対残留!! 23日ラグビーTL入れ替え戦

西日本スポーツ

 残留へ大一番-。ラグビーのトップリーグ(TL)下位とトップチャレンジリーグ(TCL)上位による入れ替え戦が23日、ミクニワールドスタジアム北九州などで行われる。TL13位の宗像サニックスはTCL4位の栗田工業と対戦。今季限りで退任する藤井雄一郎監督(49)の花道を快勝で飾るつもりだ。TL16位のコカ・コーラはTCL1位のNTTドコモとキンチョウスタジアム(大阪市)で対戦。主将のCTBラファエレ・ティモシー(27)は欠場が濃厚だが、チーム一丸で6季連続の入れ替え戦を乗り越える。

 宗像サニックスは試合開始から15分間の速攻で試合の流れをつかみ、藤井監督のラストマッチに勝利して残留を決める。

 2005年から指揮してきた藤井監督は来年、日本代表での活動に専念するため入れ替え戦が最後の采配となる。今季は藤井監督がスーパーラグビーの日本チーム、サンウルブズのゼネラルマネジャーを務めていたため、TL開幕前に長期間サニックスを離れた。得点源のCTBエスターハイゼン(24)も南アフリカ代表に招集され、リーグ中盤の10月中旬まで大黒柱を欠いていた。

 それでもチームの特徴であるアンストラクチャー(崩れた局面)での攻撃と体力を駆使し、総合順位決定トーナメント戦で2連勝と尻上がりに調子を上げ「ようやくチームの形になってきた」と藤井監督も手応えを感じている。

 相手は入れ替え戦初挑戦の栗田工業。藤井監督は「向こうは捨て身で来るから、ぬるい入り方をしたらバタバタする。立ち上がりからガツガツ全開で行く」と、19日の練習でも激しいコンタクトを交えた。

 選手も気合十分。愛知工大から06年に加入した元日本代表のプロップ杉浦敬宏主将(35)は「監督とずっと一緒に戦ってきた。最後は良い試合をしたい」と恩返しのプレーを誓う。前節の日野自動車戦で確実性を欠いたスクラムやラインアウトも修正。試合開始直後からゲームを支配し、圧勝でシーズンを締めくくる。 (末継智章)

   ◇    ◇

 6季連続で入れ替え戦に回ったコカ・コーラは、日本代表でも主力のラファエレがコンディション不良で欠場濃厚。この窮地にアール・バーヘッドコーチ(HC)は、チームスローガン「DASH」を陥落阻止の鍵に挙げた。

 「DASH」は、規律を意味する「Discipline」、正確さの「Accuracy」、速さの「Speed」、ひたむきさの「Hard work」の頭文字。チームの持ち味である多彩なアタックを遂行する必要要素として春から取り組んできた。

 だが開幕から公式戦13連敗。リーグ戦はTLワーストの315失点と防御が崩れた。不用意な反則やミス、自陣から無理に回して墓穴を掘るなど自滅が多く、バーHCは「シンプルにベーシックなことをやれば勝てる」と強調した。

 31-36で競り負けた15日の豊田自動織機戦はスクラムを押し込まれ、安定した球出しができなかった。バーHCは「スクラムは修正している。エリアを考えたプレーの選択も大事になる」とミーティングを増やし、大一番への対策を進める。

 相手のNTTドコモは昨季TLで戦っていた難敵。スーパーラグビーの経験も豊富なFBフィルヨーンなど「危険な選手が多くいる」とバーHCも警戒する。コカ・コーラにとっては昨季の公式戦で唯一勝った相手という相性の良さはある。

 ラファエレは「練習に参加ができていない分、『もう一つの目』として助言している。ミスを減らせば勝てる」と断言。キーマンの一人、日本代表でラファエレとコンビを組むCTBトゥポウも「絶対に勝つ」と誓った。 (大窪正一)

=2018/12/21付 西日本スポーツ=

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