福岡第一が圧勝発進 難敵東山を“連破/全国高校バスケ

西日本スポーツ

第3クオーター、シュートを決める福岡第一・松崎 拡大

第3クオーター、シュートを決める福岡第一・松崎

東山に勝利し、スタンドに向かって笑顔を見せる福岡第一の選手たち 2年前の大会決勝でシュートを決める福岡第一・重冨友(左)

 バスケットボールの全国高校選手権大会(ウインターカップ)は第3日の25日、東京都調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザで男子の2回戦と女子の3回戦を行った。男子は、2大会ぶり3度目の優勝(前身の全国高校選抜優勝大会を含む)を目指す福岡第一が登場し、東山(京都)を83-54で破った。延岡学園(宮崎)は金沢学院(石川)に快勝。九州学院(熊本)も3回戦に進出した。別府溝部学園(大分)は伝統校の能代工(秋田)に敗れ、長崎西も敗退した。

 女子は精華女子(福岡)が前回4強の八雲学園(東京)に延長の末に82-86で惜敗し、初の8強入りはならなかった。長崎女子も敗れ、九州・沖縄勢は全て姿を消した。

 圧倒的な力を見せつけ、初陣を飾った。福岡第一が2年前の決勝で破った東山と対戦し撃破。初戦から難敵に29点差をつけて寄せ付けず、ベンチ入り15選手全員がコートに立つ余裕も見せた。井手口孝監督は「上出来でしょう。ここまで開くとは思わなかった。よく守ってくれた」と表情を緩めた。

 2戦目の東山に対し、福岡第一は初戦。独特の緊張感からシュートが思うように決まらなかったが、ディフェンスに集中力を注いだ。豊富な運動量で相手の攻撃を寸断。第1クオーター(Q)を4失点のみに抑え込み、得意の速攻から得点を重ねた。

 井手口監督は「(4失点は)めったにない。もうちょっとやられるかと思った」と選手たちをたたえた。攻守で要となった松崎裕樹主将(3年)も「まずは守ろうと声をかけた。予想以上の出来。絶対に点を取らせないと思った」と振り返る。

 夏の全国高校総体は、U-18(18歳以下)日本代表に合流していた松崎と河村勇輝(2年)を欠き、初戦で敗退した。11月の県予選決勝では宿敵・福岡大大濠を下し、全国の舞台に戻ってきた。優勝候補の一角と目されるが、松崎は「夏は初戦敗退で全国はとっていない。僕たちはただの参加チームに過ぎない」と慢心することなくチームメートを奮い立たせた。

 2年前の決勝のコートにも先発で立っていた松崎は「先輩方がいて、思い切ってやっていい立場だった。今度は下級生を勝たせてやりたい」と力を込めた。初戦にして大きな壁を乗り越え、2年ぶりのVへ好発進を切った。井手口監督は「相手が強かったので決勝戦のつもりでやってきた。明日に向けて切り替えないと」。頂点まであと四つの白星を全力でつかみにいく。 (小畑大悟)

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東山の吉田意地の16得点 西福岡中出身

 東山の3年生、吉田は第4Qの残り1秒で巡ってきたフリースローを泣きながら決めた。福岡市の西福岡中出身。この日、福岡第一で先発した小川は1学年後輩でもある。「知らない人ばかりの県外の学校で自分を成長させたかった」と京都の学校に進学。待ち望んだ福岡勢との対戦に闘志を燃やしたが及ばなかった。それでも最後まで諦めず、チーム最多の16得点を記録。「第一には日本一になってほしい」と託してコートを去った。

=2018/12/26付 西日本スポーツ=

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