福岡第一ベスト4進出 準決勝は桜丘戦/全国高校バスケ

西日本スポーツ

第2クオーター、シュートを放つ福岡第一・小川 拡大

第2クオーター、シュートを放つ福岡第一・小川

第2クオーター、ディフェンスをかわしゴール下に迫る福岡第一・河村

 バスケットボールの全国高校選手権大会(ウインターカップ)は27日、東京都調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザで男子の準々決勝と女子の準決勝を行った。男子で2大会ぶり3度目の優勝(前身の全国高校選抜優勝大会を含む)を狙う福岡第一が86-63で東海大諏訪(長野)を破った。17得点の小川麻斗(2年)が躍動して快勝を導いた。福岡第一は28日の準決勝で桜丘(愛知)と対戦する。前回覇者の明成(宮城)は同3位の帝京長岡(新潟)に敗れた。女子は大阪薫英女学院と岐阜女子が28日の決勝に進出した。

 振り出しに戻されたゲームで福岡第一に流れを呼び戻したのは“もう一人”の2年生ガードだった。第2クオーター(Q)。21-12から次々と失点し、中盤に21-21と追い付かれた。それでも松崎裕樹主将(3年)のシュートで2点を勝ち越すと、小川が3点シュートを成功。「あそこで決められたのは良かった」。自然とガッツポーズが飛び出し、その後はジリジリと点差を広げた。

 序盤から、U-18(18歳以下)日本代表コンビの松崎と2年生ガードの河村勇輝が徹底マークを受けた。チームの両輪が苦しめられ、思うように得点が伸びない中、井手口孝監督は「迷わずにいけ」と小川に声を掛けた。身長176センチと小柄な小川は果敢にゴール下へ攻め込む。指揮官も「(小川は)点を取る力を持っている。突破口を開いてくれた」とたたえた。

 172センチの河村とは背格好も似ており、常に比較されてきた。ただライバルは一歩先を進む。「(河村は)代表の合宿から帰ってきてから、どんどんうまくなっていった。やべえ、と思った。離されたら出番がなくなる。努力して追い付こうと」。誓いを新たにした小川は、午前7時半からの朝練前に約1時間の“超アーリーワーク”でシュート練習に汗を流した。「しっかり打ち込めば、試合でも自信を持って打てる」と動きを体に染みこませた。

 17得点はチーム3位ながらベスト4進出に貢献。休む間もなく昨年福岡大大濠に敗れた準決勝を迎える。「あと2勝。(初戦で敗れた)全国総体の借りを返したい」と小川は誓う。チームは3戦連続20点差以上の快勝。頂点へ突き進むだけだ。 (小畑大悟)

=2018/12/28付 西日本スポーツ=

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