大分・片野坂監督を支えるミシャの教え 6年ぶりJ1「トリニータのために」

西日本スポーツ

 神戸・イニエスタや鳥栖・フェルナンドトーレスらの大物選手が加入するなど変革期を迎えているJリーグ。元号が変わる2019年は原則3人だった外国籍選手枠が拡大され、さらなる激動の予感が漂う。6年ぶりのJ1復帰を果たした大分は就任4年目の片野坂知宏監督の下、攻撃サッカーで残留を目指す。

 ぶれないスタイルで6年ぶりのJ1を生き抜く。片野坂監督は就任1年目の16年から多彩な攻撃パターンを構築。自陣からパスをつなぐかと思えば、状況に応じてロングパスで一気に攻め上がる。「積み上げてきた戦い方がJ1でどれくらい通用するのか。これまで貫いてきた攻撃的なサッカーでチャレンジしたい」。昨季J2最多の76得点をマークした攻撃陣を信頼して戦う。

 多彩な攻撃はJ1広島のコーチ時代、ペトロビッチ監督(現J1札幌監督)から学んだ。鍵となるのはパスの出し手でも受け手でもない“3人目”だ。「3人目が“いつ”“どこで”攻撃に関わるかというコンビネーションをつくり、選手に提示するのがミシャ(ペトロビッチ)さんはすごくうまい。そこで相手の守備を上回れば主導権を握り、チャンスをつくれる」

 J3だった大分監督就任1年目はコンビの構築に苦労したが、根気よく選手と対話。時間を重ねて練り上げてきた結果、昨年は4人が2桁得点をマークするなど、どこからでも点が取れる攻撃が強みになった。

 選手の育成も重んじ、東京五輪世代のU-20(20歳以下)日本代表にも選ばれたDF岩田智輝を主力に成長させた。選手時代に契約し、引退後もスカウトとして残してくれた大分への恩が原動力だ。

 「トリニータは大分のシンボル。選手も僕のためではなく、トリニータのために戦ってほしい」。J3時代も支えてくれたサポーターに恩を返すため、J1定着を目指す。

=2019/01/01 西日本スポーツ=

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