平均189センチのビッグな誓い ソフトバンクの年男3人が描くプロ2年目

西日本スポーツ

 ソフトバンクの同期入団で亥(い)年の年男、大竹耕太郎、高橋礼、椎野新の3投手が2年目の決意を語り合った。昨年はルーキーながらそろってリーグ王者西武とのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージで登板。大竹183センチ、高橋礼188センチ、椎野196センチ、平均身長189センチの大型トリオが“猪突(ちょとつ)猛進”の勢いで先輩たちを突き上げ、3年連続日本一、そして常勝軍団の屋台骨を背負う意気込みを示した。(取材・構成=山田孝人)

■ドラフト2位指名に「やばい」

 高橋礼 まさかこの3人で語り合うなんて、1年前には想像すらしなかったなあ。亥年で年男だからということだけど…。

 大竹 3人とも、多少なりともシーズンでインパクトがあったから、こういう話も来たのかな。それがプロ野球なんだろうなあ、って感じる。

 椎野 俺もCSのファイナルステージで、3人そろって1軍にいるなんて思わなかった。特に自分はね(笑)。2人と違って、シーズンでも1試合しか投げていないし。

 高橋礼 (17年秋の)ドラフトの時、自分が2位指名されて「やばい。(ソフトバンクは)大丈夫か」と感じた。かと思えば、同世代の甲子園のスーパースター、大竹(熊本・済々黌高で甲子園に2度出場)が育成で呼ばれて、びっくり。面白いメンバーだなと思ったけど(同期入団でも)高校生の方が優秀だなと思っていた。

 大竹 とにかく1年目は同級生の2人に負けないように頑張った部分はあったよ。同級生ということで、一緒に活躍したい思いもあるし、同時に負けたくない気持ちも強くあった。

 高橋礼 大竹は育成からだったので、正直に言うとこんな感じ(7月に支配下入りして先発で3勝)になるとは思ってなかった(笑)。それに九州出身だし、めっちゃ人気ある。いつもすごい声援だもん。そりゃ、好青年だもんなあ。うらやましいよ。

 大竹 僕ですら思っていなかったよ。ちなみに声援はほとんど友達だから(笑)

 椎野 俺は2人が試合で投げているのを見て、もう同級生ではない感じもした。テレビで見ているからね。(昨年)1月の合同自主トレの時期は一緒だったけど、立場がまるで変わって…。悔しい思いもあったけど、それが自分の活力にもなって、CSでの登板にもつながったのかなと思っている。

 高橋礼 でも1年目は全員運もあったよね。

 大竹 確かに。僕も和田さんが普通に投げていたら支配下登録されていなかった。岩崎さんとかがいたら、CSもベンチ入りできなかったと思う。そういう意味では持っているのかも。

■左右高低…ジグザグすぎる?リレー

 椎野 2年目の今年は運とか言っていられないな。

 高橋礼 自分たちの世代が、しっかりやらないといけないと思っている。ホークスがずっとこれからも強くあるためにもね。

 大竹 自分たちが投手陣の先輩方を突き上げていかないといけないよ。

 高橋礼 その通りだよ。柳田さんとか千賀さん、牧原さん、甲斐さんとかの2011年入団組がすごいけど、そこまでとは言わなくても、僕たちもドラフトの当たり年だったって言われたい。自分らが下から突き上げていくことで、ホークスがさらに強くなっていくことは間違いないから。僕らで頑張ろうよ。

 椎野 俺はまず今年は1軍にしっかり定着したい。目標は30試合に投げること。

 大竹 微妙じゃない?(笑)。背番号の「34」試合とかにしとけば。

 椎野 それもなんか半端でしょ。30試合以上ね。もう2人をテレビで見ないでいいように頑張るよ。
大竹 自分(の目標)は開幕から1軍に入り、一年間しっかりやって2桁勝つこと。その中で3人とも一緒に1軍にいられたらいいって思う。困ったら相談できるし、同級生がいるだけで心強いから。

 椎野 大竹は先に寮を出た。だからナイターの日は泊めてね。

 大竹 3人までいけるからおいでよ。でも何か差し入れは持ってきてね。

 高橋礼 しっかりしてるなあ(笑)。僕は投げる場所は分からないけど、きちんとインパクトを与えられる19年にしたい。その上で新人王になりたい。

 椎野 あれ? 侍ジャパンもあるでしょ。(昨秋の)日米野球の時にインスタグラムで礼がメジャーのアカウントで取り上げられていて。これ、すごいなって。

 大竹 全然打たれていなかったし、物おじせずに普通に投げられることがすごいなって思ったよ。

 椎野 メジャーに行きたいの?

 高橋礼 いや…。僕は日本がいい。保守的なんで。

 大竹 そこは物おじするんだ(笑)

 高橋礼 まあ、それは置いといて、いつかああいうのを3人でやりたいな。甲子園で岡本さん、加治屋さん、森さんの同期入団零封リレー(昨年5月29日の阪神戦)があったでしょ。

 椎野 そういえば、(大竹も高橋礼も)みんな先発、中継ぎともできるし。やってみたいなあ。右も左もアンダースローもいるし、左右高低のジグザグリレーで面白いよね。

 大竹 全員ちゃんとやれば、能力的にはできると思うな。そのためにも3人とも一年しっかり1軍で活躍しよう。年男らしく自分たちが投手陣を突き上げて、盛り上げていきましょう。

 高橋礼、椎野 さすが! サクッとまとめるなあ…。

【3人のルーキーイヤー】

 最もデビューが早かったのは高橋礼。4月22日の日本ハム戦で先発し4回3失点、初黒星がついた。続いて椎野が5月27日に中継ぎでデビューして2回2失点。3人で唯一の左腕、大竹は支配下登録されて3日目の8月1日に西武戦で先発し8回2失点。育成出身のルーキーでは初の初登板初勝利を挙げた。1年目の成績は高橋礼が12試合(先発3)で0勝1敗、椎野が1試合0勝0敗、大竹が11試合(先発8)で3勝2敗だった。

=2019/01/07 西日本スポーツ=

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