J1復帰の大分に加入オナイウ、“2桁カルテット”に挑戦状

西日本スポーツ

力強く抱負を語るJ1大分のオナイウ 拡大

力強く抱負を語るJ1大分のオナイウ

J1大分で残留を誓う片野坂監督(前列左から3人目)と新加入選手 (左から)大分・馬場、藤本、後藤、三平

 6季ぶりにJ1に復帰する大分トリニータが8日、大分銀行ドーム(大分市)で新体制発表会見を開き、J1浦和から期限付き移籍で加入した元U-23(23歳以下)日本代表のFWオナイウ阿道(23)が“2桁カルテット”からのエース奪取を誓った。大分は昨季、主将の馬場賢治(33)ら4選手が2桁ゴールを挙げて昇格に貢献したが、オナイウはJ2山口で4人を上回る22得点をマーク。チームスローガンは「勇猛果敢」と発表。激しいレギュラー争いで力を付け、J1に大分旋風を吹かせる。

 伸び盛りのストライカーが昨季J2最多76得点を誇った攻撃陣に挑戦状を送った。「攻撃力のある大分で中心になり、僕が点を取れば勝てると言われたい。毎試合点を取る」。オナイウはエースの座に狙いを定めた。

 ナイジェリア人の父と日本人の母を持ち、埼玉・正智深谷高時代から身体能力の高さを買われていた逸材だ。2016年リオデジャネイロ五輪はバックアップメンバーに甘んじたが、昨季期限付きで移籍したJ2山口で霜田正浩監督から「10点取れ」と命じられて責任感が高まり、才能が開花。持ち味のポストプレーや突破力を生かし、J2で2位の22点も決めた。

 激しいスタメン争いを通じてチーム力を高めるのが片野坂流。昨季は馬場と藤本が12点、後藤と三平が10点を決めるなど攻撃陣が競い合いながらJ1昇格へと導いた。オナイウも激しい競争を歓迎し、「練習から点を取ることを考えてプレーしていく」と9日の始動から“ガチンコ勝負”でレギュラーを奪うつもりだ。

 勇猛果敢に挑む6年ぶりのJ1。片野坂監督は「今季の目標は残留で勝ち点40~45が必要になる。厳しい戦いになるのは覚悟の上だが、J1で暴れ回りたい」と誓う。目標達成の鍵は23歳の新エース候補が握っている。 (末継智章)

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新加入選手抱負

 GK小島亨介「シュートストップや攻撃参加といった持ち味を出す。チームやサポーターから必要とされ、愛される選手になりたい」

 GKポープ・ウィリアム「大分の躍進の力になれるよう精いっぱい頑張る」

 DF三竿雄斗「素晴らしいチームに加入できて感謝している。ビルドアップや左足のクロスでチャンスをつくる」

 DF庄司朋乃也「1対1やカバリングが得意。早くチームになじみ、勝利に貢献したい」

 MF島川俊郎「サッカーに真面目に取り組む。チームの力になれるよう全力で戦います」

 MF小塚和季「ゴールを演出するパスが持ち味。たくさん演出できるよう頑張ります」

 MF小林成豪「特長はスピードで、一試合でも多く出て活躍するのが目標」

 MF高畑奎汰「大分で生まれ育ってきた。お世話になった方々へ恩返しするため、感謝の気持ちを忘れずプレーしたい」

 MF長谷川雄志「両足のキックとビルドアップが武器。気後れすることなくプレーする」

 MF伊藤涼太郎「J1の舞台でどれだけ通用できるか楽しみ。期待していてください」

 FW高山薫「相手に走り負けない走力に自信がある。このチームで成長できると思う」

=2019/01/09付 西日本スポーツ=