ラグビー日本代表・福岡、全てを懸ける「15人制は今年で最後」 W杯後に医師目指す

西日本スポーツ

 日本ラグビーの「いだてん」、集大成イヤーの幕開け-。世界最高峰リーグのスーパーラグビー(SR)サンウルブズでプレーする日本代表WTB福岡堅樹(26)=パナソニック、福岡高出身=が9日、都内でサンウルブズのメディカルチェックを受け、ワールドカップ(W杯)日本大会が開催される今年の意気込みを語った。医師を目指すため、7人制で争う2020年東京五輪限りでの引退を決めており、15人制日本代表での活動は今年が最後と改めて公言。福岡が生んだスピードスターは、悲願のW杯ベスト8へ全力疾走する。

 サンウルブズの真っ赤な新ジャージーに、福岡は心躍らせた。「今までで一番好きかも。赤は代表でも高校時代も着ていて、なじみがある」と意気込み、2019年の決意を熱く語った。

 「(世界)トップレベルでの15人制は今年で最後と思う。ラグビー人生の全てを懸ける。後悔なく、終わった時に『ここまでやってきてよかった』と胸を張れる1年にするため、残りの時間の一瞬一瞬を大切にしたい」

 自身2度目で集大成となるW杯。4年前のこの時期はメンバー入りの当落線上にいたが、今回はエースとして期待がかかる。「前回の方が必死だった。今回はチームの結果を考えられている」と心境の違いを明かす。

 年末年始は福岡県内の実家に帰省し、家族水入らずの時間を過ごした。近所の神社に初詣に行ったが「他力になってしまう」と願いごとはしなかった。おみくじも引かず「凶が出たら嫌なんで」とちゃめっ気たっぷり。あごだしを使って、ブリやカツオ菜の入った故郷の雑煮に舌鼓を打ち「いいオフになった」。充電は完璧だ。

 今季はまず2月開幕のSRに向けて調整を進める。福岡の合流時期は未定ながら、今回で3季連続の参戦。サンウルブズは日本代表と連動しており、世界の強豪との対戦は絶好の強化の場となる。「新しい選手とコミュニケーションを取ることも必要だし、自分の良さを引き出してもらえるプレーを積極的に伝えていきたい」とチームを引っ張る意識も高い。

 50メートル5秒8の俊足はおなじみになった。「WTBとして決定力、トライを取り切る力を見せたい」。福岡育ちの日本が誇るトライゲッターが、今秋のW杯で世界に衝撃を与える。 (伊藤瀬里加)

=2019/01/10付 西日本スポーツ=

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