柳田「小久保越え」45発へ バックスクリーン直撃140m弾

西日本スポーツ

広島経大の野球場でバックスクリーン弾を放った柳田 拡大

広島経大の野球場でバックスクリーン弾を放った柳田

自主トレを終え、広島市内をバックにポーズを決める柳田 柳田と小久保のデビュー8年目までの本塁打数 柳田の年度別打撃成績

 福岡ソフトバンクの柳田悠岐外野手(30)が21日、広島市にある母校の広島経大で自主トレを公開し、小久保裕紀氏(47)超えを宣言した。フリー打撃で推定140メートルのバックスクリーン直撃弾を放つなど順調な調整ぶりを示した柳田は、今季の目標本塁打数を公言していた40本から45本に上方修正。背番号「9」の前任者である偉大な“レジェンド”のシーズン自己最多記録44本塁打を上回るアーチに照準を合わせた。

 慣れ親しんだ母校のグラウンドで、柳田が大きな目標を掲げた。「ホームランを45本打って、小久保さんのシーズン記録を抜きたい」。契約更改時に40本とした目標を、小久保氏が2001年にマークした44本塁打を超える数字に上方修正。ホークスで同じ「9」を背負った偉大な先輩を超えることを宣言した。

 目標設定のきっかけは、小久保氏の言葉だった。昨年12月。福岡県内のゴルフ場で偶然会った際に「俺の記録を抜いたら、何か買ってやる」と約束されたという。大先輩に激励交じりの“ニンジン”をぶらさげられ、柳田は「多分、小久保さんは抜けないと思ってる。だから言われたと思うけど、それを何とか超えたい」と一気にモチベーションも目標数も上昇した。

■打撃投手も確信

 自身のシーズン自己最多は昨季マークした36本。それだけに「相当、厳しいとは思う。量産態勢に入らないと、厳しい数字だと思っている」と現状を認識する。その上で「だからこそ、それを目標にしていきたい」と言い切った。

 小久保氏の現役最終年だった12年。「30本打て」という言葉とともに高級腕時計をもらった。励みにして3年後の15年にトリプルスリーを達成して約束を果たした。今回も同様に大先輩の言葉を力に変えて目標を成し遂げるつもりで、欲しいものには再び「時計。えげつないのが来ると思う」と腕をぶした。

 調整は順調そのものだ。今オフは沖縄自主トレからチームの浜涯、松本両打撃投手らの協力を得て、7日から精力的にフリー打撃を敢行。昨年より約2週間早く開始している。それだけに、この日は中堅120メートルの球場にある、高さ約20メートルのバックスクリーン中ほどを直撃する推定140メートル特大弾や、隣接する陸上競技場にまで届く右越えの打球を次々と披露。計26本の柵越えを放った。昨年も自主トレに協力した浜涯打撃投手も「昨年よりも打つよ。千葉(ZOZOマリンが改修で)が狭くなるのも追い風になるのでは」と太鼓判を押した。

 リーグ優勝&日本一で2年ぶりの完全Vを目指すシーズン。自身にとっては31歳を迎えるプロ9年目へ、「まだまだ、頑張れば進化する。自分次第」。ギータが、今季も限界を超え続ける。 (山田孝人)

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