SB育成・周東に異例キャンプA組の可能性 2軍盗塁王が甲斐キャノンに挑戦も

西日本スポーツ

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ノックを受ける周東

打撃練習に取り組む周東

 ウエスタン盗塁王がA組抜てきも! 福岡ソフトバンクの周東佑京内野手(22)が、宮崎春季キャンプでA組(1軍)に抜てきされる可能性が出てきた。22日、筑後での自主トレを視察した村松外野守備走塁コーチが「1軍(A組)で見てみたい」と示唆。育成2年目の内野手の武器は、1年目からウエスタン・リーグで盗塁王(27盗塁)に輝いた俊足。春から全力で飛ばし、支配下登録を「奪Sh!(ダッシュ)」する。

 育成2年目の22歳が、グアムで日焼けした顔に決意をにじませた。昨季は27盗塁でウエスタン・リーグの盗塁王。50メートルを5秒7の俊足の威力を見せつけた周東は「自分は大卒だし、今年駄目なら終わりくらいの気持ちでやらないと」と危機感をあらわにした。

 松田宣、吉住と行った約1週間のグアム自主トレから17日に帰国。翌18日から筑後で汗を流す。現在は育成選手で支配下登録を目指す立場だが、視察した村松外野守備走塁コーチは「(春季キャンプ中の)紅白戦でA組に呼ぶ可能性は十分あると思う」と話した。

 1996年に58盗塁で盗塁王に輝き、通算270盗塁を誇る村松コーチは「スピードが一番の魅力。相手が警戒する中、2軍であれだけ盗塁を決められたのは感性がある証拠。結果は残している」と強調。その上で「1軍でどれだけ通用するか試さないと」とした。

 周東も成長中だ。昨年は10月にコロンビアで開催されたU-23(23歳以下)ワールドカップに日本代表として出場し、11、12月のプエルトリコでのウインターリーグは26試合で打率3割4厘。ウエスタン・リーグで打率2割台前半だった打撃面での進境を示した。

■海外修行で打撃進化

 「(プエルトリコは)所属チームが決まっていない選手も多く、とにかくハングリー。必死さを見習わないといけない」。海外武者修行で過酷なサバイバルに触れ、現在の目標には「オープン戦が始まる前に支配下登録を勝ち取りたい」とスピード出世を掲げた。

 紅白戦で全国区の「甲斐キャノン」から盗塁を決めれば、支配下登録へ強烈なアピールになる。さらに村松コーチは「初日からいきなり(A組)というのは難しいだろうけど、工藤監督が見たいならありえるかもしれない」と前倒しプランの可能性も口にした。

 昨季のチーム盗塁数はリーグ5位の80盗塁。132盗塁で同1位の西武には52個の大差をつけられた。今季のチームスローガン「奪Sh!(ダッシュ)」には、工藤監督の盗塁増への思いも反映されている。「僕のためのスローガンですね」。勝負のキャンプへ向けてさらに加速する。 (長浜幸治)

◆周東佑京(しゅうとう・うきょう)

 1996年2月10日生まれ。群馬県出身。東農大二高、東農大北海道オホーツクから育成ドラフト2位で2018年に入団。同年はウエスタン・リーグで90試合に出場して打率2割3分3厘、14打点。27盗塁は同リーグトップだった。プロでの目標は盗塁王。179センチ、67キロ、右投げ左打ち。

=2019/01/23付 西日本スポーツ=

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