FC東京からJ2福岡に移籍のMF田辺草民 攻撃的サッカーで猛アピール
4年ぶりのJ1復帰を狙うJ2アビスパ福岡にJ1FC東京から完全移籍したMF田辺草民(そうたん)(28)が、西日本スポーツのインタビューに応じた。22日に始まった宮崎キャンプでは武器のドリブルで猛アピール。目標のJ2優勝に向け、スペインリーグでプレーした経験も生かし、国内初の移籍の地に選んだ福岡での活躍を誓う。 (聞き手・構成=広田亜貴子)
-10年在籍したFC東京を離れ、初めての国内移籍で福岡を選んだ。
「東京に長いこといたのでオファーをもらった時は正直すごく悩んだが、『J1昇格という目標に必要』と言ってくれたので決断した。他のチームでチャレンジしたいという気持ちもあり、新しい場所に行く不安とワクワク感両方があった」
-ペッキア監督の印象は。
「勝者のメンタリティーを持たないといけないと、ポジティブな面がすごく出ている。明るく、精神面もすごく大事にするので非常に楽しみ」
-昨季のアビスパの堅守速攻とは違い攻撃的なサッカーを軸にしている。
「前からプレスにいってボールを取ったらその瞬間は早く攻めたり、ポゼッション(保持)を大事にしたりとキャンプのスタートは監督の戦術の理解を高める練習が多い。主導権を握って相手がボールを持っている時間を少なくする監督のサッカースタイルは僕自身好き」
■リズム生む 自分の役割
-FC東京ではボランチの一角としてプレー。福岡で目指すプレーは。
「得意なプレーはドリブルやパス、走り。ボールを持つことが好きなんで、どんどん触ってチームのリズムをつくるのが自分の役割と思っている」
-23歳で期限付き移籍したスペイン2部サバデルでの経験が攻守に磨きをかけた。
「ボールに向かっていく大事さを感じた。日本はどっちかというと止まって守備だが、スペインはボールにチャレンジする。ボールにいくことが全員の大前提にあった」
■海外の経験 攻守で成長
-苦労もあった。
「スペインでは味方が(日本みたいに)きれいにポジションを取らないので、パス出しに慣れるのに時間がかかった。気を使って優しいパスを出そうとしていたが、そうではなく味方の選手に浮き球でも速いボールでも届けることが大事ということを学んだ」
-スペインでの経験が今につながっている。
「スペイン人は悪いプレーをしても切り替えが早い。プライベートに持ち込まないことが大事というか、それが次のサッカーにつながっている」
-チームメートから「そうたん」と呼ばれている。名前の由来は。
「親が呼びやすいようにと名付けた。ドイツのベルリンの壁が崩壊した翌年に生まれ、人民の力に感銘を受けて『民』の字を付けた。『草』は母の好きな景色を思い浮かべたらしい。『そうたん』は覚えてもらえるし気に入っている」
-スタメン出場、J2優勝を今季の目標に挙げている。来月24日の開幕、アウェー琉球戦まで1カ月を切った。
「初戦がすごく大事。それまでに監督のサッカーを吸収して勝ち点3の結果を出す。攻撃的な熱いプレーを見せたい」
◆田辺草民(たなべ・そうたん)
1990年4月6日生まれ。東京都杉並区出身。6歳ごろからサッカーを始め、小学生時代は杉九SCでプレー。Forza’02を経て、国学院久我山高へ。3年時の2008年度全国高校選手権で4得点を挙げて8強入り。09年にFC東京に入団。11年にU-22(22歳以下)日本代表に選ばれ、13年7月から15年6月までスペイン2部リーグのサバデルに期限付き移籍した。J1リーグ戦通算76試合出場で6得点。昨季はJ1リーグ戦14試合出場で1得点。175センチ、68キロ。
=2019/01/27付 西日本スポーツ=





























