史上初の2年連続高校3冠 最強の女子剣道部、視線は「世界」

西日本スポーツ

中村学園女子高剣道部の諸岡温子 拡大

中村学園女子高剣道部の諸岡温子

 九州・沖縄のスポーツ界で顕著な業績を残した個人や団体をたたえる第64回西日本スポーツ賞(共催・テレビ西日本、協賛・富士通、西日本新聞ビルディング)の贈呈式が27日、福岡市・天神のエルガーラホールであった。2団体、2個人に表彰状などが贈られ、アマチュア関係で2年連続高校3冠を剣道女子で史上初めて達成した中村学園女子高剣道部(福岡市)が受賞した。

 2年連続の高校3冠(全国選抜、玉竜旗、全国総体)を達成した中村学園女子高剣道部が史上4団体目の3年連続受賞だ。副将を務めた諸岡温子(3年)は「多くの方々のおかげで賞を頂けた。将来は日本代表として世界一を目指す」と誓いを立てた。

 主将の妹尾舞香(同)が昨年9月の世界選手権個人戦で3位。一足早く世界で活躍する姿は仲間の励みになった。諸岡は「(チームメートとして)頼りになる半面、先に活躍されて悔しかった。早く追い付きたい」と闘志を燃やす。妹尾が鹿屋体大、諸岡は中大に進学予定。次はライバルとして技と気力を磨きあう。

 岩城規彦監督は「ゆくゆくは世界に剣道を広めてほしい」と求める。世界選手権で日本女子は初実施の2003年から6連覇中。圧倒的な強さは競技が他国に普及しきれていない証しでもある。諸岡は「五輪競技ではないけど、勝ち負けだけでなく礼儀の大切さなどの人間性も教えてくれる。多くの人に良さを伝えたい」と志した。 (末継智章)

=2019/01/28付 西日本スポーツ=