内川、主将制度廃止に「申し訳ない」 登録名も変更し心機一転

西日本スポーツ

■ホークス必勝祈願

 福岡ソフトバンクの内川聖一内野手(36)が30日、主将から外れる今季の奮起を誓った。工藤監督はチームに主将を置かない方針を示しており、同監督が就任した2015年以降、内川のユニホームの胸についていた「C」マークは外れる。昨年通算2000安打を達成しながら、ここ2年けがにも苦しんだバットマンは登録名を「内川聖一」のフルネームに変更。気分も一新し、完全復活を期す。

■役割変わらずチームけん引

 晴れ渡った筥崎宮で必勝祈願を終えた内川は、引き締まった表情で参道を歩いてバスに向かった。いつもと違うキャンプイン。2015年の工藤監督就任時に「俺の監督の間はずっとやってくれ」と託された主将の大役から外れることになった。

 「全うできなかったことは申し訳ない。きちんと結果を出していれば、状況は変わっていたかも。きちんと試合に出て、1年間戦えるように頑張ります」

 背負うものの重さを感じてきた。内川は12年に現役を退いた小久保裕紀氏(前日本代表監督)から主将の後継指名を受けた。だが13年は移籍3年目だったこともあり、当時の秋山監督も負担を考慮していったん主将制を廃止。監督が替わった15年、主将に指名され、同時に4番を務めるようになった。

 主将在任中、チームは3度の日本一に輝いた。内川も16年は自己最多の106打点をマークし、17年は楽天とのクライマックスシリーズファイナルステージで4試合連続本塁打を放つなど勝負強さを発揮した。

 昨年は通算2000安打のメモリアルを迎えたが、一昨年からの2年間は故障が相次いで規定打席に届かず、もどかしいシーズンを送った。その責任を痛感している。だからこそ「C」マークが外れても、自らに課す役割は変えない。

 「キャプテンでなくなったから自分のことだけやっていいというのは、また別の話。監督も、一人一人が自覚を持ってキャプテンのつもりで、と話していた。まあ、ランニングで前を走らなくていいのかな、とは思う」

 一つの節目にスコアボードなどに表示される登録名をフルネームに変えた。「気分を変えて。“内川聖一”として、また頑張りたい」。2年契約の最終年となるプロ19年目。肩の荷を下ろし、新たなスタートを切る。 (鎌田真一郎)

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◆フルネームの登録名

 ホークスでは田中が2017年の入団時から「田中正義」を登録名にしている。ドラフト1位で5球団が競合した右腕は、登録名を球団関係者らと話し合って決め「正義だけだとちょっと滑っているし、田中も(同姓に)有名選手がいる。田中正義が一番覚えてもらえるのかな」と説明した。高橋光成(西武)も「名前を覚えてもらえるように」と15年の入団時からフルネーム。金子弌大(日本ハム)は、オリックス時代の10年途中に「金子千尋」、日本ハムに移籍した今オフには現名を登録名にした。

=2019/01/31付 西日本スポーツ=

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