ソフトB上林、ランチ特打で柵越えショー27発

西日本スポーツ

ランチ特打に取り組む上林。右奥は本紙評論家・柴原氏 拡大

ランチ特打に取り組む上林。右奥は本紙評論家・柴原氏

 「柳田超え」の野望を持つ上林誠知外野手(23)が初参加したランチ特打で99スイング中、バックスクリーン直撃弾など27本の柵越えを放った。柳田の102スイング中の32本に引けを取らないパワーアップした姿でファンを沸かせた。昨季は自己最多の22本塁打。今季の目標に掲げる30発を成し遂げ、チーム本塁打記録(2001年、203本)まであと1本に迫った昨シーズンからさらなる進化を目指す強力打線をけん引する。

■技術とパワーに手応え

 今キャンプ最多の3万1100人のファンが詰めかけた生目の杜で、豪快なアーチショーが繰り広げられた。正午から始まったランチ特打。柳田、中村晃、上林と今季シーズン本塁打数のキャリアハイ更新を掲げる3人が次々と柵越えを放つ。中でも強烈な存在感を示したのが参加最年少23歳の上林だった。

 電光掲示板下のバックスクリーン上部にぶち当てる特大弾など、99スイングで27本の柵越えを重ねた。「お客さんの注目はギータさんですから」。そう笑ったが、102スイングで32本の柳田に引けを取らなかった。豪快なフルスイングでかっ飛ばす柳田とは対照的な力感のないスイングでスタンドインを重ねた。

 「お客さんもたくさんいたので大きいのを狙いました。軽く振っていると見えるので、飛ばないと思われるかもしれないけど、フルスイングではなくても飛ばせるというところを見せられたかな」。自身の技術とパワーにも手応えをにじませた。

 このキャンプでは常に柳田と同組でフリー打撃を行っている。自主トレ時には「柳田さん、秋山(西武)さんの時代を早く終わらせられるように頑張っていきたい」と大きなビジョンを掲げた。それだけに間近で接し続けていることで「超えていかないといけないから」と、これまでよりも一層刺激されているという。

 今季の目標はトリプルスリー。昨季の22本塁打から30本塁打以上に向けて、オフは肉体改造に取り組んできた。現在は持ち味の右方向への大きな打球を基本にしつつ、左方向の意識を強めているという。「実戦も始まる。課題を克服しながらしっかり結果を出したい」と意気込んだ。

 ランチ特打では自身初の20本塁打以上を目指す中村晃も106スイング中23本の柵越えを記録。50本塁打を目指す柳田も含め、ランチ組の3人が目標を達成すれば、シーズン球団新の204発も現実味を帯びる。見守った立花打撃コーチも「上林は十分30本いける力を持っている。松田(宣)もデスパイネもいるし(新記録も)楽しみだね」とうなずいた。タカ史上最強打線誕生へ、視界は良好だ。 (山田孝人)

=2019/02/11付 西日本スポーツ=

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