ソフトBサファテ、来日後初ブルペン75球 後ろで「スパイ」していたのは…

西日本スポーツ

ブルペンで投げ込むサファテ 拡大

ブルペンで投げ込むサファテ

サファテの投球を見つめる森(左)

 デニス・サファテ投手(37)が12日、来日後初めてブルペン入りし、完全復活を期すシーズンに向けた「試運転」を行った。真っすぐにカーブ、スプリットを交えながら、座った状態の捕手を相手に75球。まだ全力投球ではないものの、名球会の入会条件となる通算250セーブにあと16セーブと迫っている「キング・オブ・クローザー」が宮崎からのカムバックロードを精力的に歩みだした。

■「全く問題ない」

 宮崎のブルペンにサファテが現れると、観覧席のファンから拍手が起きた。10日のチーム合流から3日目。背番号58はマウンドでしゃがみ込むと、おなじみの祈りのポーズを披露した。シーズン中と同じルーティンを終えると、白球を捕手のミットに投げ込んだ。

 「体は(手術した)股関節を含め全く問題ない。久々にユニホームで投げられるのは気持ちがいい。ただ、初めての長期離脱。だから全てが新しく感じた」

 昨年4月に右股関節を手術して戦線離脱。術後は米国アリゾナ州でリハビリなどに取り組み、今回が9度目のブルペンだった。序盤の20球は球のばらつきも多かったが、映像でフォームを確認した後は納得できる球が増えたという。

 今回は捕手が座った状態で75球。「(力の入れ具合は)50パーセントぐらい。でも11カ月野球をやっていないから。脳が(体に)動けとシグナルを送らなければならない。その段階」。球を受けた飯田ブルペン担当は「どんどん球の回転も良くなった」と話した。

 通算234セーブを誇る剛腕の来日後初めてとなるブルペンとあって、西武や日本ハム、ロッテなどのスコアラー陣もブルペンに集結した。今季の開幕カードでソフトバンクと激突する西武の杉山スコアラーは「今の時期にこれだけ投げられたら、開幕は大丈夫だろう」と警戒を強めた。

■力「50%ぐらい」

 14日からの第4クールでは2度のブルペン入りを予定。ブランクも考慮し、今後は例年より投げ込みの球数を増やす方針だ。3月の実戦復帰に照準を合わせており、倉野投手コーチは「キャンプ中に打撃投手をするプランもある。心配していない」と強調。調整の方法は原則的にサファテに一任されているという。

 投球練習中には、捕手の後ろに思わぬ“007”も登場した。昨季は抑えを務めた弟分の森だ。「スパイされていたのは分かっていた。2人で刺激しあえれば」と笑うと、さらに「やるべきことをやって、あるべき姿に戻る」と続けた。2年前にシーズン54セーブのプロ野球記録を樹立した剛腕の存在は心強い限りだ。 (山田孝人)

=2019/02/13付 西日本スポーツ=

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