ソフトBいだてん周東、支配下へ超加速 A組紅白戦

西日本スポーツ

紅白戦の6回無死、右翼線三塁打を放ち、三塁に滑り込む周東 拡大

紅白戦の6回無死、右翼線三塁打を放ち、三塁に滑り込む周東

三塁打を放つ周東

 ◆ソフトバンク紅白戦(16日・宮崎アイビー)

 タカの“いだてん”が疾走! 福岡ソフトバンクの育成2年目、周東佑京内野手(23)が、今キャンプ初のA組紅白戦で三塁打を放ち、持ち前の俊足をアピールした。打ってから三塁到達までのタイムは球界トップレベルの10秒71。育成から唯一A組に抜てきされた周東は、内外野ともに守れることも武器だ。NHK大河ドラマ「いだてん」のように、支配下登録への道のりを突っ走る。

■同期の大竹撃ち

 今キャンプ最初のA組紅白戦で、育成のいだてんが輝いた。紅組の9番左翼で出場した周東は6回先頭の第2打席、大竹の内角134キロツーシームを振り抜いた。打球が一塁手の頭上を越えて右翼線に転がると、迷わず二塁ベースを回り、三塁に滑り込んだ。

 昨年のウエスタン・リーグ盗塁王の武器は、何より足だ。この三塁打時の三塁到達タイムは10秒71。11秒を切れば俊足とされる中、10秒7台は西武の源田ら球界トップクラスと並ぶ。「いいアピールになった」と胸を張る周東に、工藤監督も「いい足を見せてくれた」と目尻を下げた。

 守備にも強みがある。2軍戦90試合に出場したプロ1年目の昨季は主に外野を守ったが、今季は三塁を中心に二塁にも取り組んでいる。15日の段階では今回の紅白戦に三塁で出場予定だったが、腰の張りを訴えた上林が急きょ欠場し、周東は左翼に回った。そのユーティリティーぶりにも評価が高まっている。

 視察した西武の杉山スコアラーは「どんな選手なの?」と記者に“逆取材”した上で「足が速いのはイメージ通り。内外野ともできるなら使い道はあるだろう」と警戒。工藤監督も「足のある選手が外野を守れば守備範囲も広がる。三塁の練習も見ているけど普通にこなせている。両方できるなら、彼の可能性も広がる」と期待を寄せる。

 昨季2軍で打率2割3分3厘に終わった打撃が最大の課題。今キャンプではフォーム改造に取り組んでいる。打つ瞬間に右肩が上がっていたのを両肩が同じ高さになるように修正。ミートする確率が上がったという。「きれいにバットが出た。先に支配下になった大竹から打てたのはうれしい」と喜ぶ大卒同期入団からの三塁打も、立花打撃コーチと二人三脚で取り組んできた成果。「徐々に感覚をつかんでいる」と手応えを強調する。

 紅白戦では3回に四球で出塁後、二盗を失敗したが、その後の三塁打でカバー。「今年は(上限70人の)支配下(登録)枠の空きが五つもある。ここで支配下になれなかったら、これからも無理。開幕1軍に残れなかったら僕のプロ生活は終わり、というくらいの気持ちでやっている」。覚悟を決めた23歳は全力で走り続ける。 (長浜幸治)

=2019/02/17付 西日本スポーツ=

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