ノムさんに負けて最下位 王監督2507試合で勇退【平成20年のホークス】

西日本スポーツ

 ソフトバンクが本拠地を福岡に移して30周年を迎えた。移転最初のシーズンは平成元年。弱小から常勝へと変貌した「平成のホークス」の歩みを振り返る。

 ◆2008(平成20)年=6位/64勝77敗3分け 勝率・454

 移転20年目は1995年から指揮を執った王貞治監督のラストシーズンとなった。

 序盤は華々しい記録が相次いだ。3月20日に柴原洋が開幕戦では史上2人目となる逆転サヨナラ弾の3ラン。この試合で救援した久米勇紀がパ・リーグ49年ぶりに新人開幕戦初登板初勝利をマークした。6球団競合のルーキー大場翔太は3月24日にパ初の無四球完封デビューを飾り、プロ3試合目の4月には球団新記録の16奪三振で2度目の無四球完封。史上3人目の全員奪三振というおまけつきだった。

 チームはリーグ初となる開幕4試合で3度のサヨナラ勝ち。導入4年目の交流戦で初優勝、川崎宗則がMVPに選ばれるなど勢いに乗るかと思われたが、その後がうまくいかなかった。西武が独走し、ソフトバンク9月3日時点で貯金2の2位。そこから歯車が一気に狂い、あっというまの大失速で借金を重ねて3、4、5、6位と転がり落ちていった。

 9月23日に王監督が退任を表明。小久保裕紀や松中信彦、北京五輪で負傷した川崎が出場し、リハビリ中の斉藤和巳、メジャー3年目のシーズンを終えた城島健司ら「王チルドレン」も駆け付けた10月7日の最終戦は、同率5位で野村克也監督率いる楽天との最下位決定戦となった。ソフトバンクは延長12回にサヨナラ負け。巨人時代も含め監督通算2507試合目だった王監督の花道を飾ることができず、チームは12年ぶりの最下位に沈んだ。

 王監督がユニホームを脱いだ翌日、10月8日に球団は秋山幸二チーフコーチの内部昇格による監督就任を発表。王前監督はフロント入りし新体制のサポートに専念、09年1月1日付で球団会長に就任することも発表された。

 オフにはオリックスからトレードで獲得した村松有人の6年ぶりとなる古巣復帰が決まった。

=2019/02/23 西日本スポーツ=

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