ホームで開幕できないJ2福岡 代替競技場は25年前の“原点”の地

西日本スポーツ

博多の森陸上競技場で行われた藤枝ブルックス―セリエA選抜戦で声援を送るサポーターら(1994年8月8日) 拡大

博多の森陸上競技場で行われた藤枝ブルックス―セリエA選抜戦で声援を送るサポーターら(1994年8月8日)

 サッカーJ2は24日に開幕します。アビスパ福岡はアウェーでJ2初参戦の琉球と対戦し、3月2日が待ちに待ったホーム開幕戦。昨季J1の長崎との「九州ダービー」で午後3時5分キックオフです。

 ラグビーのワールドカップ(W杯)が9月に開催される関係でレベルファイブスタジアム(レベスタ)は芝の張り替えを行っており、今年のホーム開幕戦の会場はレベスタのお隣、博多の森陸上競技場(博多陸)。5月18日の甲府戦まで7試合続き、W杯の期間中も博多陸がホームになります。実はこの博多陸、アビスパにとって“原点”の地でもあるのです。

 1994年8月8日。博多陸で記念すべき試合が行われました。「藤枝ブルックス-セリエA選抜」。翌95年2月に当時ジャパン・フットボールリーグ(JFL)のブルックスが静岡県藤枝市から福岡市への移転を決めたことから福岡県サッカー協会が主催して組まれた親善試合で、ブルックスの福岡初お目見えとなりました。このブルックスこそアビスパの前身。クラブは福岡でのスタートを博多陸で切ったのです。

 当時の西日本スポーツの記事によると、1万5000人のサポーターが詰め掛けた試合は1-1の引き分け。「スタンドは、ブルックスの健闘に大いに沸いた」とあります。当時の菊川凱夫監督は「こんなに多くの観客の前で、試合したのは初めて」というコメントを残しています。

 藤枝ブルックスの福岡初のJFL公式戦も同28日の川崎製鉄戦。こちらは3-0の快勝でした。95年に「福岡ブルックス」に改称。96年にJリーグ昇格を果たしてアビスパ福岡になりました。

 イタリア出身のファビオ・ペッキア新監督を迎えた今年のアビスパのホーム初陣。新生アビスパが“原点”の地で見せるサッカーは? そして、あのころと同じ観客1万人超えは? 楽しみは尽きません。

=2019/02/23 西日本スポーツ=