小久保が大隣に公開説教 秋山監督の武器「SBM」【平成21年のホークス】

西日本スポーツ

 ソフトバンクが本拠地を福岡に移して30周年を迎えた。移転最初のシーズンは平成元年。弱小から常勝へと変貌した「平成のホークス」の歩みを振り返る。

 ◆2009(平成21)年=3位/74勝65敗5分け 勝率・532

 秋山幸二監督の下でスタートした新生ソフトバンクが最高のスタートを切った。

 4月3日の開幕戦で8-0の完封発進。3月のWBCで日本代表最終メンバーから漏れた和田毅が開幕戦のプロ野球タイ記録となる14奪三振でシャットアウトし、同じく代表落選した松中信彦はタイムリー3本で5打点をマークした。

 秋山監督から主将を任された小久保裕紀が力強くチームをけん引した。シーズン前に「グラウンドに立ち続ける」と公言した通り、12年ぶりの全試合出場を達成。期待されながら同じような打たれ方を繰り返した大隣憲司には、守備位置の一塁からマウンドに駆け寄り「何回同じことをやっとんじゃ」と“公開説教”したこともあった。

 交流戦は初めて全球団に勝ち越して連覇を達成。7月に単独首位に立つなど勢いが見えたが、打線がふるわずレギュラーシーズン3位に終わった。

 その中で光ったのが田上秀則、長谷川勇也、そしてドラフト5位ルーキーの摂津正だ。中日を戦力外となりソフトバンクにテスト入団して4年目の田上はチーム最多の26本塁打。「打てる捕手」として115試合で先発マスクをかぶった。大学出身で2年目の長谷川はリーグ4位の打率・312でブレークした。

 摂津は2リーグ制後の新人記録となる70試合に登板して新人王。この摂津(S)に来日1年目のブライアン・ファルケンボーグ(B)、ストッパーの馬原孝浩(M)が親会社の携帯部門になぞらえて「SBM」として秋山新体制の大きな力となり、チーム防御率は前年の4・05から3・69に改善された。

 杉内俊哉が2冠に加え交流戦MVP。チーム盗塁数は6年ぶりに100個を超える126個で、翌年以降のチームにとっても大きな武器となった。

 ドラフトでは甲子園で投手としても活躍した今宮健太(大分・明豊高)を内野手として1位指名した。

=2019/02/24 西日本スポーツ=

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