ソフトB千賀、自己最速もう更新 2度目の大役「開幕」へ不安なし OP戦白星発進

西日本スポーツ

 ◆オープン戦 ソフトバンク1-0阪神(2日・ヤフオクドーム)

 「3・29開幕」の主役は決まりだ!! 2年連続の開幕投手が決まっている福岡ソフトバンクの千賀滉大投手(26)が2日、オープン戦初登板で自己最速を1キロ更新する158キロをマークした。大規模改修されたヤフオクドームがファンにお披露目された阪神戦に先発して3回を無失点。オープン戦の開幕投手として順調な調整を証明した右腕は、試合前に引退セレモニーに臨んだ摂津正氏(36)に「5年連続開幕投手」の球団記録の更新も託された。試合は1-0で阪神を破り、今春の対外試合で初勝利を挙げた。

 「3・29」の舞台と同じヤフオクドームで予感を現実に変えた。オープン戦の開幕投手としてマウンドに上がった初回。1番鳥谷への157キロで自己最速に並ぶと、ファウルとなった続く6球目に自己最速を1キロ更新する158キロをマーク。3番北條への5球目も再び158キロを計測した。

 「よくしようと、(2月までの)2カ月を過ごしてきたし、『それぐらいは出るかな』と。でも、この投げ方で出るんだと驚いた」。大規模改修された本拠地がファンにお披露目された一戦。世界最大の表示面積となったスコアボードの表示に球場はどよめいた。

 2月の実戦登板ではカットボールやツーシームを試したが、今回のテーマは「しっかり投げる」。3回で37球を投げて、阪神を2安打無失点に抑えた結果は「ゼロなのでまずまず」と振り返った。ただ、久々の本拠地で力みがあったことには「まだまだ腕を使って投げている」と辛口だった。

 試合前に、2012年から球団記録の5年連続開幕投手を務め、昨季限りで現役を退いた摂津正氏の引退セレモニーがあった。登板前の調整中だった千賀は最後の勇姿は目にできなかったものの、偉大なエースだった先輩の姿は脳裏に強烈に焼き付いている。

 尊敬する右腕からは、報道陣を通じて熱いエールも届いた。「先輩の記録を塗り替えることがチームのプラスアルファになる。(5年連続を)一つの目標として塗り替えてほしい」。今季の「3・29」は2年連続の大役となるが、マウンドを去った摂津氏は「その先」に期待を寄せる。

 摂津氏を含め、多くの名投手がつないできたホークスのエースの系譜。「(摂津氏の)チームを代表する選手の立ち居振る舞いはすごいと思う。誰も見ていなくとも、ちゃんとやって背中で引っ張る。ああいうふうになりたい」。千賀にも自覚が芽生えつつある。

 次回のオープン戦登板は、9日のヤクルト戦(タマスタ筑後)の予定。工藤監督から開幕投手を伝えられた際には「おまえに任せる」という言葉をもらい、投手陣の柱となることを期待された。誰からもエースと認められるため、千賀も自身の投手像を築き上げる。 (鎌田真一郎)

=2019/03/03付 西日本スポーツ=

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ