脱落11人…サバイバルで意地見せた44歳 洞ノ上が雨中の車いすマラソンで4位

西日本スポーツ

 ◆東京マラソン 車いす男子(3日・東京都庁前~東京駅前=42・195キロ)

 雨の東京都庁前からスタートした車いす男子の26選手のうち、ゴールまでたどり着いたのは15選手だった。スタート時で5・7度の低温も含めて悪天候の中、車いすマラソンの日本記録保持者で2015年大会覇者の洞ノ上浩太(ヤフー)=福岡県飯塚市出身=が意地を見せた。1時間35分39秒で日本選手最上位の4位。「全員に対して降っている。想定内だった」と冷雨にも負けなかった。

 手でこぐ箇所が滑らないように松やにを塗るなどして臨んだが、レースに集中できた最大の要因は周到な「準備」だ。2月の合宿をあえてアップダウンがあり、きつい向かい風が吹く宮古島で敢行。厳しい状況を想定して最終調整を行った効果はてきめんで、この日は3人で形成していたという第2集団の中でも「俺は楽だぞ、という顔つきで他の選手にプレッシャーをかけた。車いすマラソンはメンタルな駆け引きがあるから」とにんまりだ。

 北京、ロンドン、リオデジャネイロと3大会連続でパラリンピックに出場。リオ以降は「このままだったら駄目」と、ハンドルをしっかり握って力がより伝わるように臀部(でんぶ)と膝の位置を下げるなどフォームを改造した。

 今月30日で45歳のベテランながら、4度目のパラリンピックへ意欲は尽きない。「日本人はいい選手が多い。まずは選考会で出場権をゲットできるように」と2020年の東京を見据えた。

 なお、2年連続5度目の優勝を狙った52歳の山本浩之(福岡県)は1時間43分8秒の9位だった。(西口憲一)

=2019/03/03 西日本スポーツ=

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