実力伯仲初戦から激戦 全日本選抜体重別柔道 4月6、7日福岡で開催

西日本スポーツ

リオ五輪代表を争っていた16年の選抜体重別決勝で対戦した原沢(上)と七戸 拡大

リオ五輪代表を争っていた16年の選抜体重別決勝で対戦した原沢(上)と七戸

 柔道の全日本選抜体重別選手権(4月6、7日・福岡国際センター)の組み合わせ抽選が5日、福岡市内で行われ、男女の最重量級を中心に初戦から好カードが組まれた。世界選手権(8月25日開幕・日本武道館)の代表最終選考会を兼ね、男女各7階級に8選手ずつ出場する。

 2020年東京五輪の代表争いを占う上でも重要な大会。各階級とも上位の力が拮抗(きっこう)しており、それが組み合わせにも反映された。

 中でも6日に行われる男女の最重量級は初戦から好カードがめじろ押しだ。男子100キロ超級はリオデジャネイロ五輪銀メダルで第1シードの原沢久喜が、世界選手権で2度銀メダルを手にした七戸龍(九州電力)と激突。同五輪の代表を争った因縁の2人が再び火花を散らす。

 女子78キロ超級では昨年の世界女王で第1シードの朝比奈沙羅(パーク24)が、リオデジャネイロ五輪銅メダルの山部佳苗(ミキハウス)と闘う。世界ランキング上位者で争う昨年末のマスターズ大会の同級を制した第2シードの素根輝(福岡・南筑高)は福岡・敬愛高出身の児玉ひかる(敬愛ク)と対戦。高校時代に切磋琢磨(せっさたくま)したかつてのライバルが地元福岡で相まみえることになった。女子日本代表の増地克之監督は「朝比奈と素根の争いになるが力は拮抗している。初戦から目が離せない」と好勝負を期待する。

 世界選手権で2連覇している男子66キロ級の阿部一二三(日体大)は第1シード。第2シードには、国際大会3連勝と勢いに乗る丸山城志郎(ミキハウス)=宮崎市出身=が座った。歴代の世界王者3人がひしめく同73キロ級は、17年世界選手権覇者の橋本壮市(パーク24)が第1シード。リオデジャネイロ五輪金メダルの大野将平(旭化成)と、66キロ級で3度同選手権を制した海老沼匡(パーク24)が順当なら準決勝でぶつかる。

 女子で既に世界選手権の代表が内定している52キロ級の阿部詩(兵庫・夙川学院高)と70キロ級の新井千鶴(三井住友海上)は出場しないが、同選手権は1階級に最大2人まで代表入りできる。男子も同様で、日本代表の井上康生監督は「特に60、66、73キロ級の1、2番手は国際大会で結果を出している。今大会で内容の伴う結果を出し、2枠目を勝ち取れるか」と奮起を促した。 (末継智章)

=2019/03/06付 西日本スポーツ=