ソフトB“新戦力”0封リレー 奥村、甲斐野、川原サバイバル激化

西日本スポーツ

4回から登板した2番手・奥村 拡大

4回から登板した2番手・奥村

6回に登板、1イニングを無失点に抑えた甲斐野 7回に登板、1イニングを三者凡退に抑えた川原

 ◆オープン戦 ソフトバンク5-2西武(6日・ヤフオクドーム)

 救援陣の“新戦力トリオ”が、西武の強力打線を相手に無失点リレーを演じた。ドラフト7位の奥村政稔投手(26)=三菱日立パワーシステムズ=が2番手で2回を無安打無失点に封じると、同1位の甲斐野央投手(22)=東洋大=も3番手で1回を無失点。育成ながら、開幕の戦力候補に挙がる川原弘之投手(27)も4番手で1回を無失点と完璧だった。3人はいずれもオープン戦2試合に登板して防御率0・00。開幕1軍を懸けたブルペンのサバイバルは激化する一方だ。試合は5-2で勝った。

 12球団屈指の破壊力を誇る西武打線も“実験台”にすぎなかった。真っ向勝負を挑んだ。「真っすぐがどこまで通用するか。試すのに絶好のチャンスだと思った」。6回だ。3番手で登板した甲斐野は、ブルペンで1番からの打順を確認してマウンドに上がった。

 先頭の秋山は3球連続の157キロで遊ゴロ。源田には156キロを中前に運ばれたが、外崎は153キロで左飛。第1打席で2戦連発のソロを放った山川も153キロで遊ゴロと圧倒した。オール直球勝負の8球の平均球速は155・3キロ。力で西武打線をねじ伏せた。

 それでも、22歳のドラ1右腕に満足はない。「(打者のタイミングが)遅れたファウルが少ない。球速より(球の)質を上げていきたい」。秋山以外の3人にファーストスイングでフェアゾーンに飛ばされたことを悔いたが、剛球が十分に通用することを証明した。

 26歳のドラフト7位、奥村も踏ん張った。2番手で登板した4回は四死球で走者を出したが、最後は栗山をフォークで空振り三振。5回は三者凡退で「ゼロに抑えるだけでは開幕1軍に入れない。自分をコントロールし、いい球でアピールしたい」と意気込んだ。

 育成ながら、開幕の戦力候補に名前が挙がる川原も存在感を発揮した。7回は最速152キロの直球で中田、栗山を凡打に仕留め、中村は外からのスライダーで見逃し三振。パワー系左腕の力投に、工藤監督も「(支配下登録も)しっかり考えなきゃ」と目を細めた。

 救援陣は昨季にフル回転した石川と加治屋、一昨年に最優秀中継ぎのタイトルを獲得した岩崎の調整が遅れている。その中でいずれもオープン戦2試合に登板して防御率0・00の“新戦力トリオ”の奮闘が、開幕1軍争いを巡るブルペンの争いを激化させている。

 開幕1軍は昨季セーブ王の森が確定しており、手術明けのサファテも調整が間に合えば当確。3人は残りの救援枠を嘉弥真、松田遼、二保、笠谷らと争う。「試合数が減ってくると(選ぶのも)大変だね」。今後は開幕ローテ入りを逃した投手が第2先発として参戦する可能性もあり、工藤監督も頭を悩ませるサバイバルはさらに熱を帯びる。 (鎌田真一郎)

 ◆森ヘッドコーチ(中継ぎ陣について)「(新戦力が活躍して)相乗効果になっている。切磋琢磨(せっさたくま)しながら(開幕1軍を)勝ち取ってくれたらいい」

=2019/03/07付 西日本スポーツ=

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