ソフトB上林 侍“引っ張る” 逆方向意識しすぎてOP戦打率.154

西日本スポーツ

工藤監督(後方左)が見守る中、打撃練習する上林 拡大

工藤監督(後方左)が見守る中、打撃練習する上林

■練習後大阪へ移動

 侍から立て直す! 福岡ソフトバンクの上林誠知外野手(23)が7日、打撃不振からの脱出を誓った。オープン戦は4試合に出場して13打数2安打、打率1割5分4厘。6日の西武戦で9打席ぶりの安打を放ったが、3・29開幕へ向けて調子の上積みは不可欠。侍ジャパンの一員として臨む9、10日のメキシコとの強化試合(京セラドーム大阪)で浮上のきっかけをつかみ、トリプルスリーを狙うシーズンへの準備を整える。

 日の丸のユニホームを「翼」にして、上林が上昇気流に乗る。7日はヤフオクドームでの全体練習後、メキシコとの強化試合に備えて大阪へ移動。稲葉監督の就任以降、侍ジャパンの常連となった23歳は「とにかく打席でいいものを見つけたい」と力を込めた。

 今回のメンバーは若手主体だが、本来の日本の外野陣は超激戦区。「侍ジャパンの外野はレベルが高い。ギータさん(柳田)、秋山さん(西武)、筒香さん(DeNA)、(鈴木)誠也さん(広島)…」。東京五輪出場も目指す上林にとって重要な2試合となる。

 昨年11月の日米野球では両チーム最多の10安打と大活躍したが、今回は3週間後に迫ったシーズン開幕へ向けても大事な打席となる。オープン戦はここまで13打数2安打。「逆方向に大きいのを打とうとしすぎて、左肩が下がっていた」と不振の要因を分析する。

 7日の全体練習終了後には、最後までグラウンドに残り、データ分析担当と映像をチェックしながらスイングを修正。「(フォームを)戻すのではなく、まずは右に強い打球を打って、徐々に逆方向への打球を意識していきたい」と技術面の修正も進みつつある。

 自身初の全試合出場を果たした昨季は打率2割7分、22本塁打、13盗塁の好成績をマーク、6年目の今季は打率3割、30本塁打、30盗塁をクリアする「トリプルスリー」を目標に掲げている。快挙を達成するためには、開幕からもたついているわけにはいかない。

 メキシコとの2試合では原点に立ち返り、打撃の立て直しを図る。「まずは本来の自分の打撃である右に強い打球を打つ」と自分にもう一度言い聞かせた。プロ野球では10人(延べ12度)しか達成者がいない高い目標を見据え、23歳が「メキシコ打ち」から浮上する。 (倉成孝史)

=2019/03/08付 西日本スポーツ=