ソフトB千賀フォークで2K宝刀万全 新球ツーシームは試行錯誤

西日本スポーツ

 ◆ウエスタン・春季教育リーグ オリックス1-3ソフトバンク(8日・オセアンバファローズスタジアム舞洲)

 フォーク準備OK! 福岡ソフトバンクの開幕投手に内定している千賀滉大投手(26)が8日、春季教育リーグ・オリックス戦(オセアンバファローズスタジアム舞洲)に登板し5回で3三振を奪い無失点に抑えた。宝刀フォークを二つの三振の決め球に使い、大きな落差で空を切らせた。新球ツーシームの影響で制球がばらつく場面もあったが、進化を遂げる上で必要なステップ。開幕の「3・29」まで残り20日。大役をやり遂げる準備は進んでいる。

 最後は格の違いを見せつけた。予定している最終イニングだった5回、千賀は2死から四球と左前打で一、二塁のピンチを迎えた。無失点投球を続けてきた右腕は、代打宗が左打席に入るとギアを上げた。内角へのカットボールで追い込んだ後、続けた直球はファウル。7球目に選んだ勝負球は、直前の直球と同じ外角で落ちていくフォークボール。狙い通りの空振り三振で片付けた。

 全81球のうち8球が宝刀フォーク。これまで3度の実戦登板では数球程度にとどめていたが、この日は3奪三振のうち二つをフォークで仕留めた。「それなりに放れるようになった。(今までより)多めに使えたし、そこの心配はしていない」。使い手も手応えを口にする。視察に訪れた高村投手コーチも「宗の打席で真っすぐと、フォークの感覚は得られたんじゃないかな」とうなずいた。

 今年最長の5回を投げ、被安打3の無失点。5四死球と制球には苦しんだものの、要因はしっかり分析している。進化を求める右腕は今春、試しているツーシームの影響だとみている。3回2死走者なしでオリックスのドラフト1位、太田(天理高)の内角へのツーシームが抜け球に。とっさに「ごめん」と声を上げたが、144キロのボールを右腕にぶつけ病院送りにしてしまった(試合後に骨折が判明)。

 「ツーシームが難しいのは他の球にも影響する。でも、消すにはもったいない球」。昨季プロ1号を献上した山足には、1打席目で内角のツーシームで詰まらせバットを粉砕。シーズンでの使い道を、依然として試行錯誤している段階だ。

 前回登板の2日のオープン戦阪神戦では自己最速の158キロをマークしたが、この日の最速は152キロ。冷たい風が吹くマウンドに右腕も「寒かった」と肩をこわばらせた。低く軟らかいマウンドにも苦労した。次回からは14日巨人戦、22日広島戦のオープン戦と、29日の開幕戦と同じヤフオクドームのナイターでの登板となる見通し。昨季のリーグ王者西武と相まみえる「3・29」まで、決戦の地で爪を研ぐ。 (鎌田真一郎)

=2019/03/09付 西日本スポーツ=

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