SBドラ1甲斐野にプロの洗礼、初失点 工藤監督「いい経験」

西日本スポーツ

 ◆オープン戦 ソフトバンク2-4巨人(12日・北九州)

 剛腕ルーキーにプロの洗礼!! 福岡ソフトバンクのドラフト1位、甲斐野央投手(22)=東洋大=が12日、プロ初失点をプロ初被弾で喫した。巨人とのオープン戦(北九州)に、同点の8回1死から6番手で登板。いきなり四球を与え、ゲレーロに148キロを左翼席に運ばれた。紅白戦を含めた今春の実戦形式5試合、計5イニング目の初失点で初めて敗戦投手にもなったが、工藤監督は「いい経験」と今後の良薬となることを望んだ。

■ゲレーロに2ラン

 特大の「洗礼弾」は左翼席上段で弾んだ。8回1死一塁。2017年のセ・リーグ本塁打王に浴びた決勝2ランを、甲斐野は見送ることしかできなかった。「飛びましたね。高さとコースの二つを間違えると“事故”になると分かった」。独特の表現で反省した。

 倉野投手コーチが「シーズン同様の使い方」と説明するように、今春の実戦形式5試合目で初めてイニングの途中からとなる8回1死でマウンドへ。ここで1人目の代打吉川大にフルカウントから四球を与え、走者を背負って一発のあるゲレーロを打席に迎えた。

 初球は149キロ直球を外角に決めたが、2球目は得意のフォークがワンバウンドした。カウント1-1からの3球目。内角に甘く入った148キロの直球を狙い通りに仕留められた。オープン戦ながら、プロ初被弾でプロ初失点。プロでの初黒星もつけられた。

 ただ、甲斐野が最も反省したのは、次打者の石川に与えたストレートの四球だ。「ホームランを打たれた後が大事。そこでうまく踏みとどまれなかった。4球連続ボールじゃまったく駄目」。後続は断ったものの、大量失点につながりかねない四球を悔やんだ。

 東洋大では不動の抑えだったが、ホークスには昨季セーブ王の森やサファテらが控える。まずは中継ぎのあらゆる場面で結果を出すしかないだけに、イニング途中からの登板にも「普段よりブルペンでの球数は少なかったけど、特に影響はなかった」と強調した。

 3日の阪神とのオープン戦(ヤフオクドーム)では最速158キロをマークしたが、この日の最速は152キロ。球速も本来のものではなかったが、首脳陣の評価は変わらなかった。工藤監督は「この時期だけにいい経験。いい勉強になったと思う。まあ、失投は打たれるということ」と話した。

 倉野投手コーチも「自分のリズムで試合に入れない時にどういうピッチングをするか見たかった。今までが順調過ぎたので、逆に課題が見えてよかった」と分析した。即戦力として期待される最速159キロ右腕は、次回登板でどのような姿を見せてくれるのだろうか-。 (長浜幸治)

=2019/03/13付 西日本スポーツ=

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