ソフトB中継ぎ左腕大丈夫? 嘉弥真、川原続けて崩れる 倉野コーチ「危機感ある」

西日本スポーツ

8回1死満塁、巨人・マルティネスに投手への適時内野安打で先制を許す嘉弥真 拡大

8回1死満塁、巨人・マルティネスに投手への適時内野安打で先制を許す嘉弥真

8回1死満塁、暴投で三走・亀井の生還を許した川原

 ◆オープン戦 ソフトバンク3-4巨人(14日・ヤフオクドーム)

 左の救援陣への不安が消えない。8回から登板した二保の後を受け嘉弥真。1死一塁でマウンドに上がると、連続四球を与え1死満塁に。続くマルティネスのゴロをはじいて1点を失った。「連続四球は一番やっちゃいけないこと。こんなことをしていちゃ駄目」とうなだれた左腕は、1死も取れずに降板した。

 続く満塁の場面で登板した育成左腕の川原も悪い流れを止められない。小林への5球目スライダーをたたきつけ暴投で三走の生還を許すと、二、三塁からスクイズを仕掛けられた。打球処理に手間取り、一塁送球直後に二走マルティネスまで生還。2ランスクイズを許し「こういう場面で投げさせてもらったのに結果を残せなかったのは悔しい」と唇をかんだ。

 開幕を約2週間後に控えた段階でぴりっとしない内容に終始。工藤監督も「無駄な四球は得点につながるということ。2ランスクイズもそうそうないことだが、ケースによってはあるんだということが頭に入ったと思う」と反省を求め、「反省というところもあるが、いい経験にしてもらえればなと思う」と次回の登板に期待した。

 工藤監督が2人に奮起を促す理由がある。昨季、チームの中継ぎ左腕で10イニング以上を投げたのはモイネロ(45回2/3)と嘉弥真(33回)の2人。モイネロは13日の今季実戦初登板で1回無失点と好投したが、最大4人の外国人枠問題が複雑に絡む。中村晃が開幕絶望となったことで野手を2人とする可能性もある。日本人選手の中継ぎ左腕の出来はチーム編成に関わるだけに、森ヘッドコーチは「あと1、2度はテストして見定める」と追試を予告した。

 嘉弥真はキャンプ中に股関節を痛めて調整が遅れ、この日を含めオープン戦4試合で防御率15・43。開幕前の支配下登録へ好投を続けてきた川原は、12日の巨人戦でもイニング途中から登板し適時打を許した。倉野投手コーチは「こちらとしても危機感はある」と説明。自分のためにも、チームのためにも、好投して生き残るしかない。 (長浜幸治)

=2019/03/15付 西日本スポーツ=