【平成ラスト甲子園】選抜高校野球九州出場校紹介 「堅実主砲」けん引 熊本西・堺

西日本スポーツ

 平成ラストの甲子園となる第91回選抜高校野球大会は23日に開幕する。21世紀枠で初出場を果たした熊本西は4番堺祐太(3年)の打撃が初勝利の鍵を握る。(学年は新学年)

 21世紀枠で初の春の甲子園出場を果たした熊本西の打線を引っ張るのは4番の堺だ。昨秋の九州大会2試合で8打数4安打を記録。「うちの打者で長打を打てるのは堺ぐらい」と横手文彦監督は堺の打撃力を評価している。

 昨秋の公式戦では1本塁打を記録したが、堺が目指しているのは豪快な一発ではない。「野手の間を抜くような低い打球を打ちたい」と冬の間、低い弾道の強い打球に徹して練習を重ねた。「好きな選手は長野選手(広島)」という堺だが、お手本にするのがマリナーズ・イチローの打撃だ。

 部内では2月に部員がそれぞれテーマを決めてプレゼンテーションを行った。堺のテーマはイチロー。同じ外野手でもある。「イチローさんの技に注目しています。スピンのかけ方が好きなんです」と研究の成果を披露。マニアック?な着眼点で周囲の評価も上々だったという。

 昨秋の九州大会で「力のある打者がたくさんいた」と他チームの高いレベルに刺激を受けた。甲子園へ向けてフォームを修正。踏み込んだ左足が開き気味になっていたため、内向きに踏み込むようにした。「開くと力が抜けてしまう。違うことに挑戦すると新しい発見があると思うので」。現状に満足することなく常に進化を図るのが堺のモットーだ。

 甲子園でも「走者をかえすのが大事な役目なので、堅実に普通に打てればいい」と長打にこだわりはない。求めるのは確実な1点。「堅実な主砲」がチームを引っ張り、全国の強豪へ挑んでいく。 (前田泰子)

=2019/03/15 西日本スポーツ=

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